国土地理院が、日本地図をブラウザ上で立体表示できるサイト「地理院地図3D」を公開しました。サイトでは3D の日本地図を様々な角度から見られます。また3Dデータもダウンロードできるため、日本のさまざまな地形の立体模型を出力することも可能です。
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サイトで表示する地図データには、地理院地図から配信している地図データ(地理院タイル)と標高データ(標高タイル)を利用しています。
地理院タイルには西表島の火山噴火を記録したものや、地形を高度で色分けした色別標高図などがあり、それらを使った立体模型も3D プリンタで出力可能です。
地理院地図3D は、IE11、Google Chrome、Firefox に対応。配信3D データ形式はSTL とVRML のほか、ブラウザでの表示用にWebGL ファイルも提供しています。
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またWebGL ファイルをダウンロードすると「texture.png」という画像ファイルも同時に入手でき、それをペイントなどで開いて線や文字を書き込むことでオリジナルの立体図を作ることも可能です。
加えて座標付き画像を扱えるソフトでは、GPS の軌跡などを重ね合わせて保存すると、登山ルートなどが入った立体地図や模型も作成可能です。
国土地理院はサイトの公開理由について、「3次元の地形図は、地形や地表の状況を直感的に理解しやすく、社会資本の管理や防災業務をはじめ、学校教育等、様々な場面で活用されることが期待されます。」としています。
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(2014年3月19日Engadget日本版「『地理院地図3D』公開、全国の地図をウェブで立体表示。3Dプリンタで模型出力にも対応」より転載)