Google が Gmail の標準機能として『送信取り消し』を導入しました。設定により、送信ボタンを押してから最大で30秒は送信をキャンセルできる機能です。
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Gmail の Undo Sent (送信取り消し)は、以前から実験的な追加機能である Labs 経由で利用できましたが、晴れて標準の機能に昇格しました。設定の場所は『全般』の下。
既定では無効ですが、従来からLabs で有効にしていたユーザーの場合は最初から有効に設定されています。
取り消しが可能な時間は設定により10秒から最長30秒。名前としては取り消しですが、電子メールの仕組みとして実際に送信してからの取り消しは不可能なため、動作としては送信ボタンが『設定秒数後に送信を予約』ボタンになり、実際に送信が確定するまでの時間だけ予約キャンセルを選べるような仕組みです。
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表示上は「送信しています...... [キャンセル]」に続いて「送信しました。[キャンセル]」と紛らわしい書き方ですが、送信しました、のあともキャンセルが表示されている秒数だけは送信(予約)を取り消せます。
また取り消し機能を有効にしていても、「送信しました」が表示された時点でGmail的には送信予約が入っているため、たとえば30秒に設定して即座にブラウザを落としてもちゃんと送信されます。
なおGoogle の仕切り直し新発想メールアプリ Inbox では、先月から標準で送信取り消し機能が有効になっています。
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(2014年6月24日 Engadget日本版「Google、Gmailで『送信取り消し』に対応(要設定)。最大30秒まで送信を遅延」より転載)
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