iPhoneの指紋認証機能「Touch ID」には、最大で5本までの指しか登録できません。いつも使う手が決まっている人には便利ですが、例えば怪我をして一時的にいつもと違う手を使わねばならない場合、毎回ロック解除時にパスコードを入力したり、一度登録された指紋を削除して再登録、というのでは不便です。しかし、今回ご紹介する方法を使えば、両手の指を全部登録できます。
まず、Touch IDに通常通り指を登録する準備をします。
「設定」 「Touch IDとパスコード」を開き、「指紋を追加...」を選びます。
指を1本登録し始めます。
「指でタッチ」画面になったら、Touch IDに指を触れて指紋を入力し始めます。
通常であれば1本の指を何度も繰り返しタッチして登録を続けますが、ここで別の指を登録し、交互に登録し続けます。
通常は何度も同じ指でTouch IDを触れるところですが、別の指で触れてみます。
後半は指の周縁部を登録することになりますが、同じように2本の指で交互にタッチして登録を完了します。完了したら、正常に登録されたか試してみます。
どちらの指でもロック解除できることを確認できれば成功です。
Touch IDは指紋を登録する際に、指紋を何度も取り込んで特徴的な部分を洗い出し、その部分の有無で判別しているようなのですが、同時に2つの指を登録されると、どちらの指の特徴も1本の指のどこかにあると思い込んでしまうのです。
この技の欠点は、1本の指を登録するよりも認識率が下がることですが、きちんと登録すれば、よほどのことがなければ認識できないことはありません。左右で同じ指を登録しておくとわかりやすいでしょう。
(2015年10月30日 Engadget日本版「どの指の指紋でもiPhoneをロック解除! Touch IDに5本以上の指を登録する方法:iPhone Tips」より転載)