セリーヌ・ディオンが3年以上ぶりに公の場に姿を見せる。1年前に「スティッフパーソン症候群」を公表

セリーヌ・ディオンさんが病気を公表後、初めて公の場で姿を見せました
セリーヌ・ディオンさん(2017年3月2日)
セリーヌ・ディオンさん(2017年3月2日)
via Associated Press

約1年前に「スティッフパーソン症候群」だと明かした歌手のセリーヌ・ディオンさんが、公表後初めて公の場に姿を現した。

ディオンさんは10月30日に、22歳のルネ・チャールズさん、13歳の双子ネルソンさんとエディさんの3人の子どもとともに、アメリカ・ラスベガスで開かれた、ナショナルホッケーリーグ(NHL)「ベガス・ゴールデンナイツ」対「モントリオール・カナディアンズ」の試合を観戦。

現在ラスベガスで暮らしているものの、故郷カナダ・ケベック州のカナディアンズを応援したディオンさんは、試合後に、選手らを訪問した。

その時のディオンさんらの様子を、カナディアンズがソーシャルメディアで紹介している。

ディオンさんも11月1日にInstagramに写真を投稿し、「ベガス・ゴールデンナイツ戦の後に、子どもたちとモントリオール・カナディアンズを訪問し、とても楽しい時間を過ごしました」とつづっている。

「選手たちはよくやりました。素晴らしい試合でした!みなさん、試合後にお会いする機会をいただき、ありがとうございました!私たち全員にとって忘れられない思い出になりました。素晴らしいシーズンを!」

ビルボードエンターテイメント・トゥナイトによると、ディオンさんが公の場に姿を見せるのは、3年以上ぶりだ。

写真や動画にうつるディオンさんが元気そうに見えるのは、ファンにとっては朗報だろう。

ディオンさんは、2022年12月にスティッフパーソン症候群を公表し、新型コロナウイルスで日程変更していたコンサートの一部を延期もしくはキャンセルすると発表した。その後2023年5月には、ワールドツアーの全日程を正式に中止している。

アメリカ国立衛生研究所によると、スティッフパーソン症候群は進行性の神経疾患で、体幹や腕、足などの筋肉に硬直やけいれんが生じる。病気が原因で背筋が曲がり、歩行や自立して動くことができなくなる人もいるという。

この病状は約100万人に1人がかかる稀な病気で、女性の患者数は男性の2倍だ。治療法は確立されていない。

ディオンさんは病気公表後は公の場から遠ざかり、ソーシャルメディアでもほとんど姿を見せていなかった。

姉のクローデット・ディオンさんは8月に「痛みを和らげるために、私たちができることはほとんどありません。この恐ろしい病気の治療法を研究者が見つけてくれることを願っています」と、Hello! カナダ版に語っている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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