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2020年06月04日 14時44分 JST

フロイドさんの6歳の娘が「お父さんは世界を変えた」。父の親友、元NBA選手の肩に乗って叫ぶ

「その通り、ジジ。お父さんは世界を変えたんだ」

「お父さんは世界を変えた」――警察官の暴力的な行為で父を失ったジョージ・フロイドさんの6歳の娘ジアーナ・フロイドさんが、父の親友の肩に乗って叫んだ。

ジアーナさんの動画は、長年にわたりジョージ・フロイドさんの親しい友人だった元NBA選手のスティーブン・ジャクソンさんがInstagramに投稿した。

ジャクソンさんの肩に乗って「お父さんは世界を変えた」と繰り返すジアーナさん。

ジャクソンさんはキャプションで「その通り、ジジ。お父さんは世界を変えたんだ」「ジョージ・フロイド、変化をもたらした人の名前だ」と綴っている。

そして「全ての人を愛する全ての人に愛を」というメッセージと、様々な肌の色の拳の絵文字を加えている。

ジョージ・フロイドさんは5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで、警察官に9分近く首を押さえ付けられて亡くなった

ミネアポリス警察は当初、フロイドさんが抵抗したと主張していたが、監視カメラの映像には、フロイドさんが抵抗する様子はうつっていなかった

また、警官はフロイドさんが「息ができない」と訴えたにも関わらず、首を押さえつけるのをやめなかった。

フロイドさんが死亡した翌日の26日にミネアポリスで始まった抗議活動は、全米だけでなく、イギリスニュージーランドケニアなど世界各地に広がり、参加者たちはフロイドさんの死に対する正義と、人種差別に対する怒りを強く訴えた。

ジアーナさんの母のロキシー・ワシントンさんは、6月2日にミネアポリスの市庁舎で開かれた記者会見に出席し、「まだ、(気持ちを)言葉にできない」と涙に声を詰まらせながら、ジョージ・フロイドさんを失った悲しみを語った。

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涙を流しながら、フロイドさんを失った悲しみを語ったワシントンさん

ワシントンさんは横にいるジアーナさんを片手で示し「これが、警察官たちが奪ったものなのです。彼らは仕事が終わって家に帰れば家族とともに過ごすことができるでしょう。だけどジアーナにはもう父親はいないのです」と訴えた。

 「彼はジアーナの成長も、卒業も見ることができません。結婚式で一緒に歩くことも」

「娘が将来何か問題を抱えて父親を必要としたとしても、もう父親はいないのです」

ジアーナさんは父が亡くなったことは知っているが、詳しい死亡理由は知らないようだ。

ワシントンさんはABCのインタビューで、娘には具体的に何が起きたかは伝えておらず「息ができなくなって亡くなったとだけ話した」と語っている。

ワシントンさんと一緒に2日の会見に臨んだジャクソンさんは、父親を失ったジアーナさんのため「私が代わりに結婚式を歩く。私が彼女たちのそばにいる」と、強い口調で述べている。

ジャクソンさんはまた、Instagramにジョージ・フロイドさんに語りかける形で「親友よ、どうか心配しないで。ジジは任せてくれ」と綴った。

ワシントンさんによると、一家は経済的に苦しい状態にあったため、フロイドさんは仕事を求めてミネアポリスに越してきた

ワシントンさんはフロイドさんのことを、子煩悩な父親であり、ジアーナさんを肩に乗せて遊んでいた、と振り返っている。

ジアーナさんはABCの取材に、「お父さんがいなくなって寂しい」と語った。そして将来の夢について「お医者さんになりたい。そうすれば困っている人を助けられるから」と答えた。

父を失ったジアーナさんとワシントンさんを支えるためのクラウドファンディングキャンペーンも立ち上げられており、現時点で100万ドルを超える寄付金が集まっている。