※注:この記事にはシカの死体画像が含まれます
タイで、死んだシカの体内から7キロものプラスチックゴミが見つかった。
シカがみつかったのは、タイのナーン県にあるクンサターン国立公園。公園の管理官が11月25日に発見し、推定10歳だと考えられている。
公園の広報はBBCに「シカは死ぬまで、長期間プラスチックゴミを食べ続けていたと思われます。当局はシカの消化管にプラゴミが詰まったのではないかと考えていますが、さらなる調査が行われる予定です」と語った。
解剖されたシカの体から見つかったのは、大量のコーヒーやインスタントラーメンのパッケージ、ビニール袋、ゴム手袋、ティッシュ、下着、ビニールひもといったプラスチックゴミだった、と地元紙バンコクポストは伝える。
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11月に発表された国連のレポートによると、タイは最も海洋ゴミ排出が多い国の一つだ。
同国では、ゴミの分別や廃棄処理システムが整っていないことが問題になっている。
また、人口増加とともに製品需要も高まっており、埋立地に運ばれたり、海や山などの自然界に流れ出たりする使い捨てプラスチックゴミが増えている。
深刻化するゴミ問題に、タイ政府は取り組む姿勢をみせている。
ロイター通信によると、同国は2025年までに、ペットボトルのキャップやキャップシール、レジ袋、ストローなど、海で最も発見される7つのプラスチックゴミの禁止を計画している。
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また、2020年からはコンビニエンスストアやデパートで使い捨てレジ袋も禁止される予定だ。
こうした対策によって、タイ政府は年間22万5000トンの使い捨てレジ袋を減らせると考えている。
ハフポストUK版の記事を翻訳しました。