アメリカ・ジョージア州の拘置所に出頭したドナルド・トランプ前大統領の「顔写真」が公開された。逮捕直後に撮影されるもので、マグショットと呼ばれる。
トランプ氏は自らが敗北した2020年の大統領選挙の結果を覆そうとした罪で8月14日に起訴され、期限前日の25日にアトランタのフルトン郡拘置所に出頭した。
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アメリカ大統領の経験者がマグショットを撮影されるのは初めてだ。
またトランプ氏は2023年、この他にも3件の事件で起訴されているが、Axiosによると同氏のマグショットが撮影されるのは初めてになる。
CNNは、トランプ氏が出頭したフルトン郡拘置所は収監者にとって劣悪な状況で知られると報じている。
ジョージア州当局は8月1日、トランプ氏が起訴された場合、特別扱いはせずに指紋とマグショットをとると述べていた。
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トランプ氏の保釈金は20万ドル(約2900万円)に設定され、出頭後に保釈された。
トランプ氏はX(元Twitter)に2021年1月ぶりとなる投稿をし、自身のマグショットと「決して降伏しない」というメッセージを掲載している。
トランプ氏のこれまでの起訴
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さらに、6月には大統領時代の機密文書を自宅に保持していた問題で、そして8月1日には、2021年1月6日の連邦議会議事堂の襲撃事件に関与した罪で起訴されている。
今回出頭したジョージア州では、2020年大統領選挙の結果を自身に有利に変えようとしたとして、18人の被告とともに起訴された。
トランプ氏はこれまでに合計91件の罪で刑事告発されており、各事件の裁判は2024年開始予定になっている。有罪判決を言い渡されれば、複数年の懲役刑が科される可能性がある。
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ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。