女性当選者が過去最多の316人。統一地方選の前半戦に当たる道府県議選

候補者のうち女性が占める割合は過去最高の15.6%だったものの、国の目標「35%」からは大きく下回っています。

4月9日に投開票された統一地方選の前半戦では、41道府県議選の全2260議席が10日未明に確定した

NHKニュースによると、女性当選者は計316人。4年前の2019年の237人を超えて過去最多だった。全体に占める割合も、過去最高の14%だった。

■女性当選者の割合は香川県が22.0%でトップ

共同通信によると、当選率は64.6%となった。

道府県別で当選者全体に占める女性の割合を見ると、香川の22.0%がトップ。2位以下は岡山21.8%、京都21.7%、鹿児島21.6%、長野19.3%の順。最も低かったのは大分の4.7%だった。

■女性候補者の割合も過去最高の15.6%だったが、国の目標「35%」からは大きく下回る

統一地方選における女性の候補者と当選者の比率の推移(「男女共同参画白書」令和4年版より)
統一地方選における女性の候補者と当選者の比率の推移(「男女共同参画白書」令和4年版より)
内閣府男女共同参画局

今回の道府県議選の女性候補者は489人。候補者全体に占める割合が前回の12.7%から増え、過去最高の15.6%だった。「男女共同参画白書」令和4年版によると、統一地方選における女性候補者は上昇傾向にあるという。

ただ、国が2025年までの目標としている「35%」からは大きく下回る結果となっていた。

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