LGBTQ権利活動家の遺体が、ごみ処分場で見つかる。米の歴史的な裁判の原告だった

フロリダ州で同性婚が認められるきっかけになった裁判を、パートナーと一緒に闘った原告でした

アメリカ・フロリダ州で、同性愛者の権利擁護のために闘ってきた活動家の遺体が発見された。

亡くなったのは、同性婚実現を求める裁判を2014年に起こした原告の1人、ジョージ・ディアス=ジョンストン氏。同氏は1月3日から行方がわからなくなっていた。

警察は殺人と断定し、捜査を進めている。

裁判に出席したジョージ・ディアス氏(右)とパートナーのドン・ジョンソン氏(2014年7月2日)
裁判に出席したジョージ・ディアス氏(右)とパートナーのドン・ジョンソン氏(2014年7月2日)
via Associated Press

ディアス=ジョンストン氏の遺体は1月8日、最後に目撃された州都タラハシーから約90マイル(約145キロ)離れたジャクソン郡のごみ埋立地で見つかった。

オカルーサ郡保安官事務所によると、遺体は埋立地の別の場所で収集されたごみの中から発見された。ごみは元々、一般の人もアクセスできる場所にあったという。保安官事務所は、遺体の検視をして詳しい死因を調べている。

行方不明になっていたジョージ・ディアス=ジョンストン氏
行方不明になっていたジョージ・ディアス=ジョンストン氏
TALLAHASSEE POLICE DEPARTMENT

歴史的な裁判の原告だった

ジョン・ディアス=ジョンストン氏とパートナーのドン・ディアス=ジョンストン氏は、結婚許可証の発行を拒んだマイアミ・デイド郡を2014年に訴えた、6組のカップルのうちの1組だ。

裁判所は同年7月に、フロリダ州の同性婚禁止を違憲と判断。2015年1月には、フロリダ州でも同性同士の結婚が認められるようになった。

原告らはフロリダ州で最初に結婚した同性カップルになり、判決から約1年後の2015年には、アメリカ最高裁判所も「全州で同性カップルの結婚が認められるべき」という歴史的な判断を示した

同性婚が認められ喜ぶ原告ら。手前右からジョージ・ディアス氏とドン・ジョンソン氏
同性婚が認められ喜ぶ原告ら。手前右からジョージ・ディアス氏とドン・ジョンソン氏
Miami Herald via Getty Images

ジョン氏とドン氏も2015年に結婚したが、行方不明になった時に、2人は同居していなかった。

ドン氏はFacebookで、配偶者の死に心が張り裂けそうだとコメントしている。

「彼の優しさと寛大さは、多くの人々の心に触れました」「愛する夫のジョージ・イサイアス・ディアス=ジョンストンを失い、言葉がみつかりません。これを書こうとしている今、涙が止まらない」とつづった。

ディアス=ジョンストン氏の兄は、元マイアミ市長で現フロリダ州民主党党首のマニー・ディアス氏だ。

マニー・ディアス氏はTwitterで、自身やドン氏を含めた家族へのサポートに感謝を表明。

「弟はこの世界にとって特別な贈り物であり、彼の心と遺産は次の世代の中で生き続けるでしょう」と、家族を失った悲しみを伝えた。

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

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