「コンドームしろよ」と息子に言われた候補者、選挙集会で手渡される【米中間選挙】

選挙集会でコンドームの束を取り出したコメディアン、「ハーシェル、君にコンドームを持ってきた」…
コンドームを勧められるハーシェル・ウォーカー議員(右)
コンドームを勧められるハーシェル・ウォーカー議員(右)
Jessica McGowan via Getty Images

「コンドームしろよ」と息子に厳しく批判された、アメリカ・ジョージア州連邦上院選の共和党候補者ハーシェル・ウォーカー氏が、公の場で実際にコンドームを勧められた。

元NFLのスター選手でもあるウォーカー氏は、選挙キャンペーンで、中絶に強く反対する立場を表明してきた。

しかし10月初め、元パートナーがウォーカー氏との子どもを中絶した過去を告発し、言動の不一致が物議を醸している。

政治ジョークコンビ「グッド・ライアーズ」のジェイソン・セルヴィグ氏は10月20日、ジョージア州メイコンで開かれたウォーカー氏の選挙集会に参加。

壇上で、コンドームの束を取り出し、「ハーシェル、君にコンドームを持ってきた」と話しかけたが、ウォーカー氏はセルヴィグ氏を手で制し、受け取らなかった。

グッド・ライアーズはTwitterで「我々は今日、ハーシェル・ウォーカーにコンドームを渡そうとした(理由は明白だ)」とコメントし、動画も投稿している。

息子からも「コンドームしろよ」

ウォーカー氏は、「伝統的な家族の価値観」を重視する候補者で、父親のいない家庭を「大問題だ」として批判してきた。

しかし6月には、元妻との息子クリスチャンのほかに、3人の女性との間に3人の子がいることが明らかになった

さらに、10月初めには最年少の子どもの母親である元パートナーが、ウォーカー氏がふたりの間にできた子どもの中絶を求め、費用を払ったと主張した。

ウォーカー氏は、中絶費用の支払いを否定したものの、使用用途を知らずに700ドルの小切手を送ったことを認めた

この告発の後、息子のクリスチャンは、別居している父親に対して「コンドームしろよ」とツイートしており、今回のセルヴィグ氏の行動は、この発言にヒントを得たものと思われる。

クリスチャン・ウォーカーさんのツイート:コンドームしろよ

ジョージア州では、州法で妊娠約6週目以降の中絶を禁じられている。この法律では、レイプや近親相姦による妊娠は、警察に届け出た場合のみ例外が認められているが、ウォーカー氏は例外を一切認めない立場を示しており、5月の選挙イベントで「私の考えでは、例外はありません」 「命を重視している」と述べていた。

しかし元パートナーによる中絶告発の後、10月のNBCのインタビューで「例外に反対したことは一度もない」と話し、前言を撤回している。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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