ハフコレ編集部

スーツケースおすすめ20選。旅行や出張に人気のスーツケースは?徹底比較【2023年版】

旅行や出張に欠かせないスーツケース。「機内持ち込み用のスーツケースのサイズは?」「出張用のスーツケース、あると便利な機能は?」など気になる疑問を解説します。

この記事は2022年6月2日に掲載した記事です

旅行や出張に欠かせないスーツケース。

人気のスーツケースブランドが販売している定番モデルはもちろん、耐久性、静音性、防水性など便利な機能が備わったものもあります。本記事ではスーツケースのおすすめをサイズ、容量、開閉方法等わかりやすくまとめました。

購入の際にぜひ参考にしてみてください。

スーツケースの種類(素材)

Getty Images

スーツケースは、主にハードタイプとソフトケースの2種類に分かれます。

ハードタイプのスーツケース

ハードタイプのスーツケースは、外側の素材に軽量アルミ合金や強化プラスチック(ABS樹脂、ポリカーボネート)などの堅い素材を採用しています。

メリットは、耐久性や耐衝撃性に優れていること。空港で荷物を預ける際、粗雑に扱われることも少なくありません。特に国際便の利用を考えている人や割れ物や壊れやすいものなどを入れる場合は、ハードケースがおすすめです。

また、ロック機能付きのものも多くセキュリティ面も安心です。

デメリットは、ソフトタイプのスーツケースに比べると重いこと。また、スーツケースを寝かせて、開閉する必要があるので移動の途中で中のものをさっと取り出しにくいです。

ソフトタイプのスーツケース

外側の素材に柔らかい布を採用しているスーツケース。ボディはポリエステルが一般的で、フレーム部分の素材には樹脂や金属などを使ったスーツケースが多いです。

メリットは、軽量で持ち運びがしやすいこと。また、柔らかい素材でできているため、多少なら荷物が増えても詰め込めます。外側にポケットが付いているものも多く、物の出し入れもしやすいです。

デメリットは、雨や水に弱いこと。ハードタイプのスーツケースとは違って、中身が濡れてしまう可能性があります。出張や旅行時、移動が多い人には、不向きです。ハードタイプのスーツケースより、防犯性が低いこともデメリットに挙げられるでしょう。

スーツケースの選び方

Richard Baker via Getty Images

スーツケースの選び方1. サイズと容量

まずチェックしたいのがサイズと容量。スーツケースのサイズ選びの目安は1日10リットルと言われています。1泊~2泊の旅行や出張の場合は、飛行機持ち込みも可能な30リットル前後(Sサイズ·Mサイズ)で十分でしょう。

機内に持ち込みができるサイズは航空会社によって異なりますが、ANAとJALの場合は以下が規定になっています。

国内線(座席数100席未満):45×35×20cm以内かつ、3辺の和が100cm以内

国内線(座席数100席以上)、国際線:55×40×25cm以内かつ、3辺の和が115cm以内

出発前には必ず、規定のサイズを航空会社等のサイトから確認しましょう。

スーツケースの選び方2. 開閉方法

ファスナータイプ or フレームタイプ

Huffpost Japan

スーツケースの開閉方法は、ファスナータイプとフレームタイプが一般的です。

ファスナータイプは、開閉部分が布でできており、比較的壊れにくく軽量で、ソフトタイプのスーツケースに多いタイプです。荷物の出し入れも手軽にできます。詰め込みすぎるとファスナーが壊れてしまうので注意しましょう。

フレームタイプは、ワンタッチで開閉できる手軽さと耐久性が魅力でハードタイプのスーツケースに多いタイプです。フレームは主に金属で作られているので、ファスナータイプに比べて、重くなります。

また、片面に荷物の大半を入れる片面開きと、左右半分ずつ荷物を入れる両面開きがあるので、スーツケース選びの際にはどちらのタイプかチェックしましょう。

スーツケースの選び方3. キャスター数

スーツケースのキャスター数は、4輪が一般的です。

4輪タイプは、大小を問わず幅広いサイズで採用されており、小回りが利き、操作性に優れています。4輪がゆえに、転がってしまう可能性があるので、キャスターロック付きのスーツケースだとより安心です。

4輪以外には、2輪タイプのスーツケースがあります。本体を傾けて引っ張りながら移動するため、機内持ち込み用や小さいスーツケースに適しています。4輪と違い、手を離しても転がりにくいのが魅力です。

スーツケースの故障の原因の多くは、キャスターとも言われているため、購入の際には耐久性や部分修理サポートの有無など、しっかりチェックしましょう。

スーツケースの選び方4. 機能

スーツケースには、便利な機能が付いたものが数多くあります。

特に人気なのがフロントオープン機能がついたスーツケース。フロントオープン(フロントポケット)とは、メインの収納とは別に、小型収納がついたタイプで、収納性重視の方や荷物が多めの方におすすめです。すぐに取り出したいものを入れておくのに便利です。

セキュリティ面ではTSAロック機能付きのスーツケースが人気です。

TSAロックとはアメリカ運輸保安局によって認可を受けている特殊な鍵のこと。

アメリカの空港では持ち物検査の際、テロ対策などの目的で鍵をかけずに荷物を預けることが求められます。しかし、鍵を掛けずに荷物を預けるのは、窃盗被害のリスクもあり不安ですよね。

TSAロック付きのスーツケースなら保安局職員が専用ツールで開けることができるため、施錠したまま荷物を預けることができます。荷物を担当者以外に開けられる心配もありません。

その他にも、マチ幅を拡張して容量を増やせるエキスパンダブル機能やミニケース付きのスーツケースもあります。

スーツケースの選び方5. 価格

スーツケースの価格は、サイズやブランドによって幅があります。

小型やノーブランドのスーツケースで5千円~1万円、頑丈なハードタイプで1万円~3万円、人気のスーツケースブランドで3万円~以上します。

スーツケースの選び方6. デザイン

ビジネスシーンで人気なのは、シンプルでシックなカラーのスーツケースです。

一方で、個性的なデザインや華やかなカラーのスーツケースは、空港での荷物受け取りの際に自分の荷物を見つけやすいというメリットがあります。ロストバゲージ(飛行機の乗換等の際に、航空会社に預けていた荷物が紛失すること)が起きた際にも、紛失したスーツケースの特徴を伝えることで特定しやすくなります。

シンプルなスーツケースを使う場合は、自分の荷物だとわかるようにネームタグやスーツケースベルトをつける、またはステッカーなどを貼ることをおすすめします。

スーツケースのおすすめ20選

人気ブランドからの機能性抜群スーツケースまで、おすすめのスーツケースを厳選してご紹介します。

ドイツの老舗スーツケースブランド「リモワ」が、120年周年を記念して発売したエッセンシャルキャビン。歴代の人気モデルを踏襲したシリーズです。

ミニマルで洗練されたデザインながら、機能性も抜群。滑らかなマルチホイールやTSAロックに加え、収納物に合わせて調節できるフレックスディバインダー付きです。

サイズH55cm×W39cm×D23cm
容量36L
重量3.2kg
素材ポリカーボネート
開閉方法ファスナー
TSAロック

フランスの老舗スーツケースブランド「デルセー」は、ヨーロッパシェア1位の人気ブランド。

パリのシャトレ広場をイメージしたCHATELET(シャトレ)は、上品なデザインで優れた収納力と機能美を兼ね備えています。機内持ち込みできるサイズもあり、見た目の割に収納できると人気です。

サイズH55cm×W35cm×D25cm (S)
容量39.41L
重量3.3kg
素材-
開閉方法ファスナー
TSAロック

幅広いトラベルアイテムを販売する「シフレ」のスーツケース。

ダイヤルと鍵の両方で開けられる独自の「シフレロック」とTSAロックでセキュリティ面も安心。シックな「ミッドナイト」や淡いグラデーションカラーなど、豊富なカラーバリエーションも魅力です。キャリーオンが可能なミニバッグ付き。

サイズ本体 H48cm×W36cm×D21.5cm
容量32L
重量2.8kg
素材ポリカーボネート/ABS樹脂
開閉方法ファスナー
TSAロック

国産ブランドとして高い人気を誇る「エース」が販売する、収納性に優れたスーツケース。

ちょっとした荷物を出し入れできるフロントポケットに加え、内側にもメッシュポケット付きです。静音性に優れたキャスターにはロックも付いており、旅先でのプチストレスを解消する便利なスーツケースです。

サイズH50cm×W40cm×D25cm
容量37L
重量3.2kg
素材ABS混合樹脂
開閉方法ファスナー
TSAロック

エース」が販売する、操作性に優れたスーツケース。耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂素材で、凹凸のないマットなボディが印象的です。

小回りが利き、キャスターストッパーを搭載しているのもポイント。TSAロックを採用しており、セキュリティも安心です。

サイズH70cm×W49cm×D30cm
容量91L
重量4.6kg
素材ポリカーボネート
開閉方法ファスナー
TSAロック

創業から110年を超えるアメリカの老舗ブランド「サムソナイト」のスーツケースは、特許素材を使用した「コスモライト」をはじめ、世界中のビジネスパーソンから高い支持を得ています。

「ケニング スピナー」はポリエステル素材を使用したソフトタイプのスーツケース。容量を拡張できるエキスパンダブル機能を搭載しており、片面開きタイプの内部にはクロスストラップが付いているので荷崩れしにくいです。

サイズH77cm×W50cm×D31cm
容量113L
重量4.4kg
素材ポリエステル
開閉方法ファスナー
TSAロック

アメリカの老舗ブランド「アメリカンツーリスター」は、「サムソナイト」の姉妹ブランドで、幅広いデザインとベーシックな機能が揃ったスーツケースを比較的手頃な価格で販売しています。

TECHNUM SPINNER」は、TSAロックや安定性に優れたダブルホイール機能に加え、容量を拡大するエキスパンダブルも搭載。内側は余すとこなく隅々まで荷物を収納できます。

サイズH68cm×W47cm×D27cm
容量73L
重量3.7kg
素材ポリカーボネート
開閉方法ファスナー
TSAロック

Xindzyのキャリーケースは、手頃な価格で豊富なカラーバリエーションが揃っています。サイズはSサイズ、Mサイズ、Lサイズの3種類。

TSAロックや360度回転の静音キャスター、トップ&サイドハンドルなど機能性も充実しています。内部にはメッシュポケットと、荷物崩れを防止するXベルト付き。ミニケースが付いた親子セットも人気です。

サイズH50cm×W34.5cm×D22.5cm(S)
容量38L
重量2.5kg
素材-
開閉方法ファスナー
TSAロック

スウェーデンのスーツケースブランド「イノベーター」の横型キャリーは、機内持ち込みに便利なスーツケース。

37cm×39cmとコンパクトで、フロントポケットが付いているので、荷物の出し入れにも便利です。静音キャスターやワンタッチ式のロックなど嬉しい機能も充実。ボディは、特殊なエンボス加工で、傷が付きにくいです。

サイズH37cm×W39cm×D25cm
容量33L
重量3kg
素材ポリカーボネート
開閉方法ファスナー
TSAロック

大人気ロングセラーのイノベーターのスーツケース。トレードマークであるクロスが印象的なデザインで必要な機能も備わっています。

静音にこだわったキャスターには、日本メーカーの「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を採用。軽量で耐久性もあり、TSAロックはもちろん、元の位置に自動で戻るオートリターンハンドルなどの機能付きです。内部はメッシュポケットと、荷物崩れを防止するXベルトもあります。シューズやランドリーを入れる便利なポーチも付き。

サイズH76cm×W51cm×D29cm
容量90L
重量4.8kg
素材ポリカーボネート
開閉方法フレーム
TSAロック

Amazonで約3600件のレビューを獲得し、星平均4.3のスーツケース(執筆時点)。1万円以下という手頃な価格にも関わらず、利便性に優れています。

TSAロックや360度回転の静音ダブルホイールに加え、傷や衝撃への耐久性を上げるコーナープロテクトも採用しています。カラーバリエーションも豊富で、サイズはSMLの3種類。価格をできるだけ抑えたい方におすすめです。

サイズH55cm×W37cm×D23cm(S)
容量40.5L
重量2.9kg
素材ABS樹脂混合素材
開閉方法ファスナー
TSAロック

グリフィンランドからも、1万円以下の手頃なスーツケースが販売されています。楽天では18000件以上の口コミと、星平均4.4(執筆時点)を獲得しています。

傷がつきにくいマットラフ加工や形状維持ワイヤーなどを採用しており、リーズナブルな価格ながら長く使えるよう工夫されています。デッドスペースを削った大容量で、なんとエキスパンダブル機能も搭載しています。カラーは10種類、サイズは5種類です。

サイズH57cm×W39cm×D26cm(S)
容量37.5 → 44.1L
重量3.5kg
素材-
開閉方法ファスナー
TSAロック-
サイズH48cm×W32.5cm×D25cm(S)
容量35L
重量3.7kg
素材-
開閉方法フレーム
TSAロック-

レジェンドウォーカーからも、1万円以下の高評価スーツケースが販売されています。カラーが全11種類と豊富で、サイズもS・M・Lの3種類。

フレームタイプを採用しており、開閉が簡単にできるのも魅力。大型のダブルホイールで凹凸のある道でも、安定した走行ができます。

1950年創業のイタリアの老舗バッグブランド「ロンカート」のスーツケースは、軽量で使い勝手の良いハードタイプ。

ボディには、ダイヤモンド・チップエンボス加工が施されており、頑丈かつ高級感があります。TSAロックはもちろん、耐久性の高いファスナーや、安定感のある大きめのキャスターも魅力。少し値は張りますが、10年保証付きです。

サイズH67cm×W43cm×D25cm
容量70L
重量3.0kg
素材ポリカーボネート
開閉方法ファスナー
TSAロック

機能性にとことんこだわった小型のスーツケース。ワンタッチで開けることができます。キャスターには日本の静音キャスター「サイレント・ラン」を採用。

エキスパンダブルも搭載しており、追加で5リットル収納が可能です。パッキングに便利なポーチと1年間保障も付いてきます。

サイズH53cm×W34cm×D24cm
容量34L→39L
重量3.5kg
素材ポリカーボネート
開閉方法ファスナー
TSAロック

無印良品らしいミニマルで温かみのあるデザインが目を惹くスーツケース。キャリーバーの高さ調節や操作性、静音性に優れたロック付きキャスターで使い手を選びません。

容量は1週間程度(63L)。内部には大きめのメッシュポケットが2つ付いています。ボディは耐衝撃性や耐久性に優れたポリカーボネイト加工が施されています。

サイズH70×W45×D25cm
容量63L
重量4.3kg
素材ポリカーボネート
開閉方法ファスナー
TSAロック

無印良品はソフトタイプのスーツケースも販売しています。

生地とファスナーには撥水加工が施されているので、ソフトケースのデメリットである非耐水性も軽減されます。Sサイズ(36L)は価格も1万円程度で、口コミには「軽量で女性におすすめ」といった声も寄せられています。使わない時は半分に折りたたんで収納ができるのも嬉しいポイント。

サイズH54×W36.5×D24cm
容量-
重量3.2kg
素材ポリエステル
開閉方法ファスナー
TSAロック-

日本の老舗鞄メーカー「エンドー鞄」が展開するスーツケースブランド「フリクエンター」。人気モデルの「クラムアドバンス」はフロントオープンのスーツケースです。

振動の70%を軽減するゴム製のキャスターは、取り替え可能なので万が一壊れたとしてもキャスターを変えれば長く使えます。口コミには、キャスターの静音性と滑らかな動きに太鼓判を押す声が多く寄せられています。TSAロックやキャスターストッパーも搭載しています。

サイズH46×W35×D24cm
容量34L
重量3.6kg
素材ポリカーボネート
開閉方法ファスナー
TSAロック

本体の上部から開閉可能なスーツケース。

TSAロックやキャリーバーの高さ調節はもちろん、エキスパンダブル機能も搭載しています。内部はメッシュ素材の仕切りが付き。カラーも全7種類と豊富で1万円程度という手頃な価格で購入できます。

サイズH54×w36.5×D24.5cm
容量35L
重量3.4kg
素材ポリカーボネート/ABS樹脂
開閉方法ファスナー
TSAロック

へこんだデザインが特徴的なCRASH BAGGAGE(クラッシュ バゲッジ)のスーツケース。イタリア・ベネチア発のブランドで斬新なデザインが目を惹きます。
デザインのみならず、機能性も抜群。

ボディは軽さと耐久性に優れたポリカーボネート製でキャスターは、ダブルホイールで安定感があります。特筆すべきは、移動の記録をつけることができる点。スーツケース本体についているQRコードから記録することができます。

サイズH68×w45×D26cm(M)
容量65L
重量3.9kg
素材ポリカーボネート/ABS樹脂
開閉方法ファスナー
TSAロック

まとめ

いかがでしたか?用途や好みに合ったお気に入りのスーツケースを見つけて、旅行や出張をより快適に過ごしてくださいね。

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がハフポスト日本版に還元されることがあります。