浜松の謎の鉄球が世界でも話題に。「ドラゴンボール?」「ゴジラの卵か」

浜松の海岸で見つかった、金属製の謎の球体。さまざまな海外メディアでも取り上げられています
浜松市の遠州浜海岸で発見された謎の鉄球
浜松市の遠州浜海岸で発見された謎の鉄球
KYODO Kyodo via Reuters

静岡県浜松市の海岸で見つかった、大きな金属製の球体が、世界でも話題になっている。

NHKによると、この金属の球体は浜松市の遠州浜海岸で発見され、散歩していた人が2月21日に「機雷のようなものが打ち上げられている」と警察に通報した。

球体は直径1.5メートルほどで、機動隊の爆発物処理班が出動して調査。その結果、中は空洞と見られ、爆発の危険性はないことが確認された。

ただし、NHKによるとこの鉄球が何なのかはわかっていない。

ドラゴンボール?ゴジラの卵?

国内のみならず、さまざまな海外メディアもこの球体を取り上げている。

BBCはこのオレンジ色の球体について「ゴジラの卵」と呼ばれていると紹介。

ガーディアンは「スパイ気球かUFOか、もしくはドラゴンボール?」という見出しの記事で「球体の表面には取っ手のようなものが2つついており、何かに引っ掛かけて使うものだと思われる」と説明している。

また、サウスチャイナ・モーニングポストも、「ドラゴンボールの一つ、もしくはゴジラが生まれてくる卵だと主張している人もいる」と述べている。

その一方で、SNSにはこの球体は「船の係留ブイだろう」と推測する声が多数投稿されており、浜松市の土木事務所も「外国製のブイではないか」とBBCに話している。

スコットランド海洋科学協会の海洋学者マーク・イナルさんも「これがブイだということはすぐにわかる」とBBCにコメント。「すぐにわからなかったのは驚きだ」と述べつつ「第二次世界大戦で使われた機雷と勘違いしてもおかしくはない」と話している。

イナルさんによると、海に流れ出たブイは、何十年も漂流してマークが消えてしまうことがある。

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浜松の球体が世界でも話題になったのは、謎の物体が各地で発見されていることが関係しているかもしれない。

アメリカでは2月に謎の飛行物体が発見され、国防総省が「中国のスパイ気球だ」として撃墜した。

さらに、中国製の気球は過去に日本上空でも活動していた可能性も濃厚になっている

謎の球体が見つかった海岸でランニングをしていた男性は、「鉄球のようなものは1か月以上前から浜辺にあった」と話し、話題になったことに驚きを見せた。

テレビ朝日によると、鉄球は23日に撤去された。建設会社に一時保管された後に処理される予定だという。

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

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