アメリカのペンス副大統領は1月12日、民主党のペロシ下院議長にトランプ大統領を職務停止にできる憲法修正25条を発動しないと書簡で伝えた。
CNNのフィル・マッティングリー記者が書簡の内容を投稿した。
それによるとペンス氏は書簡の中で、「私は、そのような行動をすることが、私たちの国の利益にかなうものであるとも、憲法に沿っているとも思わない」と述べている。
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■トランプ大統領は弾劾裁判へ
「憲法修正25条」には、副大統領と閣僚の過半数が議会に通告すれば、大統領を職務停止にすることができる項目がある。トランプ大統領に扇動された群衆が国会議事堂を襲撃した事件を受けて、ペロシ下院議長は「憲法修正25条に基づいてトランプ大統領を、速やかに任務から外すこと求める」とペンス氏に要請していた。
ペンス氏が憲法修正25条の発動を拒否したものの、11日には下院でトランプ大統領の弾劾決議案が提出されている。トランプ大統領の任期が終わる20日までに上院での弾劾裁判が進むのかが注目されている。
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