ウィリアム王子、街でこっそりビッグイシューを売る。小銭がないお客への対応も素晴らしかった

将来の国王が、ホームレスの人たちの自立支援雑誌を売る姿に「謙虚だ」などの声が投稿されています

将来の国王がお忍びでやっていたのは、ホームレスの人たちの支援だった。

イギリスのウィリアム王子が、ロンドン中心部で雑誌「ビッグイシュー」を売る姿が目撃され、写真がSNSでシェアされている。

王子はビッグイシューの赤いユニフォームと帽子を身につけ、写真撮影に応じている。

ビッグイシューは生活困窮者の社会的自立を応援する雑誌だ。

同団体によると、ホームレスの人や、長期間失業中の人、借金を避けるためにお金が必要な人たちが5冊の雑誌をビッグイシューから無料で受け取り(6冊目以降は1.5ポンドで購入)、3ポンドで販売する。

元ロンドン警視総監のマシュー・ガードナー氏は、義理のきょうだいとウエストミンスターでウィリアム王子と遭遇した。

ロンドン中心部でビッグイシューを売っていたウィリアム王子
ロンドン中心部でビッグイシューを売っていたウィリアム王子
MATTHEW GARDNER/LINKEDIN

ガードナー氏は「謙虚にひっそりと働き、最も助けが必要な人たちを支援している将来の国王と時間を過ごせてとても光栄です。こういった“静かな行為”はしばしば、気づかれないものです」とLinkedInにつづっている。

ガードナー氏によると、写真撮影に応じたウィリアム王子は、仕事も忘れていなかった。

「このユニークな出会いの最後に、ウィリアム王子は義理のきょうだいに、ビッグイシューを買わないかと尋ねました。彼が『小銭がない』と言うとウィリアムはカード支払い機を差し出したのです…素晴らしい!」とつづっている。

他にも、ロンドンの街でウィリアム王子と思いがけぬ出会いをした人たちが撮影した写真が、SNSに投稿されている。

ウィリアム王子やキャサリン妃は、ホームレスの人たちを支援するチャリティー活動に参加してきた。

2014年には慈善団体「センターポイント」を、2018年にはウェストミンスターにある別の団体「ザ・パッセージ」を訪問している。

ビッグイシュー日本版についての情報はこちらから。

ハフポストUK版の記事を翻訳しました。

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