2020年07月01日 10時02分 JST | 更新 2020年07月02日 13時21分 JST

当たり前が当たり前ではなくなった。そんな今だから、立ち止まって考えてみよう。

誰も予想できなかった波乱の2020年。閉塞感を打破するために必要なこととは?

HuffPost Japan
Rethink PROJECT

2020年の年が明けたころは、楽しくて、明るいニュースに溢れた1年になると多くの人が予想していただろう。なんといったって、7月から東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されることになっていたのだから。

それが、こんな夏を迎えることになろうとは。

この数ヶ月、新型コロナウィルスの感染拡大で、日本中、そして世界中が大きな生活の変化を強いられた。働き方、家族との接し方、自分のライフスタイルについて、方向転換を強いられている人も少なくない。実際に、経済的な打撃を受けてしまったという人もいるだろう。

今だからこそ、本質を捉えよう。

暗いニュースが続き、先行きが見えない中では、心がなんとなくモヤモヤ、時にはイライラしてしまいがちだ。

今まで当たり前だったことが、すっかり当たり前でなくなってしまった。そんな今、「一度立ち止まって考えてみよう」「物事の本質を捉えなおそう」と呼びかけるプロジェクトがある。

6月8日、JTは「Rethink PROJECT(リシンク・プロジェクト)」という地域社会の課題解決に取り組むプロジェクトを始動させた。JTではこれまでも、責任ある地域コミュニティの一員として「格差是正」、「災害分野」、「環境保全」の3つの領域を重点課題と位置づけ、地域社会の課題解決に取り組んできた。例えば、「東日本大震災復興支援」、「ひろえば街が好きになる運動」という清掃活動や、助成事業の「JT SDGs貢献プロジェクト」などだ。

日本国内におけるこれらの取り組みを、「Rethink PROJECT」の名の下にすべて統合した形になる。

なぜ、今このタイミングでプロジェクトをスタートしたのだろうか?同社渉外企画室の吉原順子さんにお話を聞いた。 

「弊社単独の活動では、地域課題に対するアプローチや影響範囲は限られてきてしまいます。また従来の事業では、「支援」という言葉の響きが、一方的な取り組みを想起させてしまいがちでした。実際は一緒に活動する中で、私たちもパートナーの皆さんに助けられてきたという実感があります。『Rethink PROJECT』の始動で目指しているのは、地域に根ざした施策のそれぞれをより有機的につなげ、パートナーシップによって活動を広げていくことです」

重要視しているのはこの「パートナーシップ」というキーワードだという。

「理想は、パートナーさんたちが『Rethink』という考え方を受け取って、自走していくことだと思っています。私たちがこのプロジェクトで掲げているステートメントは、映画の予告編のようなもの。この考えを受け取ってもらって、それぞれの活動領域で、本編のようにストーリーを膨らませていってほしいですね」

まずは自分の目の前の景色を変えてみる

これまで継続してきた清掃活動や、森林保全活動などのナレッジも蓄積されている。また、これからの地域に必要な「自ら考え、発信することができるクリエイター」の育成を目指すRethink Creator PROJECT(リシンククリエイタープロジェクト)では、セミナーやコンテストの開催を通して地元の魅力を再発見し発信する場を提供し、地域人財と関係を築き上げてきた。

これらを「Rethink PROJECT」のもと実施することで、同じ目的・思いを持つ人たちが共に活動しやすくなり、より持続的な取り組みに発展するという見込みだ。

支援する側、される側という関係から、同じ課題に取り組むパートナーへ。視点を変えて、物事を考える、時には立ち止まって考えてみる=Rethinkしてみる、というこのアクションは、なかなか明るい未来が見えず、閉塞感に苛まれそうな現状を打破する可能性を持っているかもしれない。

Rethinkのステートメントには、「当たり前はもう 当たり前じゃないかもしれない」「今日、明日をつくろう」とある。これは、地域社会の課題に対してだけでなく、私たちの日常生活にも影響を与えてくれる気づきだ。今、何かを窮屈に感じているのであれば、まずは一度、立ち止まることからスタートしてみたらどうだろうか。

「世界を変えよう」などと上段に構えずとも、自分の目の前の景色だけを変えるように意識してみればいい。思い込みを取り払って、改めて考えてみると、自分の欠点だと思っていたことが意外にも魅力的な個性だと気付いたり、自分と同じ悩みを抱える仲間を見つけることができたりする。そうして心が楽になれば、「いろんな考え方があっていい」という他者を肯定する感覚、そして自分を肯定する感覚が同時に醸成される。 

「Rethink PROJECT」が目指しているのは、そんな気づきを得た人や、地域社会から生まれる、「誰に対しても寛容な社会」なのだ。  

なんとなく受け入れてきた日常の中のできごと。本当はモヤモヤ、イライラしている…ということはありませんか?「お盆にパートナーの実家に帰る?帰らない?」「満員電車に乗ってまで出社する必要って?」「東京に住み続ける意味あるのかな?」今日の小さな気づきから、新しい明日が生まれるはず。日頃思っていたことを「#Rethinkしよう」で声に出してみませんか。