ラグビーワールドカップ日本大会の参加国を、国歌を歌っておもてなししよう――。
そんなプロジェクト「スクラムユニゾン」が、全国各地に広まっている。
9月20日の開幕を前に、大会公式サイトにも出場全20カ国のカナ付き歌詞カードが掲載された。
印刷したり、スマホへダウンロードしたりして活用するよう呼びかけている。
ラグビー元日本代表主将で、TBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」にも出演していた廣瀬俊朗さんが、「試合会場やパブリックビューイング会場で、みんなと一緒に肩を組んで歌うことができれば最高の思い出になるのではないか」と思い、企画した。
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この思いに賛同したシンガーソングライターの村田匠さんと、父親がラガーマンだった歌手の田中美里さんと一緒にスクラムを組み、20カ国の国歌を歌った動画をYouTubeに公開。
また全国のラグビーワールドカップ関連のイベントにも足を運び、岩手県釜石市ではフィジー国歌、神奈川県横浜市ではスコットランド国歌というように、その地区で試合がある代表国の国歌を、参加者と一緒に練習してきた。
9月16日に福岡県北九州市で行われたウェールズ代表の公開練習では、会場に駆けつけた1万5千人のファンと共にウェールズ国歌を披露し、代表を驚かせたという。
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発起人の廣瀬さんは「きちんとその国の言葉で話ができなくても、その国のアンセム(国歌)を歌えば心が通じる。ラグビーが日本に根付くように、世界のラグビーファンと楽しい時間を過ごせるようにと思っています」ともコメントしている。
ラグビーワールドカップ日本大会は、9月20日に開幕。東京スタジアムでの日本代表vsロシア代表が初戦のキック・オフを飾る。決勝戦は横浜国際総合競技場で11月2日に行われる。
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