平昌オリンピックのフィギュアスケート女子金メダリスト、ロシアのアリーナ ザギトワ選手が、12月下旬に開かれるロシア選手権に出場せず、選手活動を休止することを表明した。
12月13日に放送されたロシアのテレビ番組「チャンネル1」の中で明かした。
タス通信の翻訳によると、ザギトワ選手は「(フィギュアスケートから)離れるわけではありません。でも、今度のロシア選手権には出場しません」と切り出した。
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ロイター通信によると、ロシア選手権に欠場することで、2020年のヨーロッパ選手権、世界選手権には出場できなくなる。
ザギトワ選手は続けて、「スケートの舞台には残って、トレーニングは続けます。新しいことを学ぶので、正しい選択だと思っています」と説明。「これからもコーチの元にとどまります。コーチ陣やスケート協会、ファン、そして家族にはとても感謝しています」と話した。
番組では、ザギトワ選手のコーチ、エテリ トゥトベリーゼさんのインタビューも放送された。 トゥトベリーゼさんが、コーチ陣で説得を試みたことを明かした上で、「これが彼女の決断」と話したとタス通信が伝えている。
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続けて「いつでも戻ってこられるよう、トレーニングは休止していない」とも付け加え、復帰への期待を込めた。
ザギトワ選手は、シニアデビュー1年目となる2017年のグランプリファイナルでいきなり優勝。18年の平昌オリンピック、19年の世界選手権でも金メダルに輝いた。ところが今シーズンは、頭角を現した他のロシア選手相手に勝てない状態が続いていた。