新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
2020年03月06日 12時46分 JST | 更新 2020年03月06日 12時56分 JST

「医療品供給を妨げる者は死刑も」イラン検察、新型コロナでの違法なマスク買い占め・高額転売などに警告

「ただの犯罪としてではなく、地球に腐敗を広める行為として罰を受けることになる」

Wana News Agency / Reuters
マスクをするイランの人たち

世界で猛威を振るう新型コロナウイルスは、イランでも感染が拡大している。国内では3月4日時点で2900人以上の感染が確認され、90人が死亡したという。

イランの検察当局が、医療品の供給を妨げるような違法行為は死刑の可能性もあると警告したと、複数のメディアが報じている。

イランの国際ニュース機関「Press TV」によると、イラン検察のトップが3月1日、イランの刑法は、需要が急激に高まっている医薬品や医療品の供給を妨げる行為について、死刑にも値する犯罪とみなすと発言したという。

保健大臣に送った手紙の中で「ただの犯罪としてではなく、地球に腐敗を広める行為として罰を受けることになる」とつづったという。

ニューヨークタイムズも、Press TVの報道を引用する形で、マスクや公共の医療設備の買い占めは死刑になる可能性があると伝えている

中東ニュースを封じるクルド系メディア「RUDAW」によると、保健大臣はハサン・ロウハニ大統領に宛てた手紙で、医療スタッフ用の備品や設備が深刻に不足していると窮状を訴えた。

これを受けてロウハニ大統領は、マスクや手用の除菌剤といった医療品を買い占め、闇市場で高額取り引きしている個人やグループを厳しく取り締まるようを命じた。

RUDAW」によると、イランでは過去に、イスラム刑法286条の下、国家の安全保障を揺るがす行為やデマの流布といった「地球に腐敗を広げる」犯罪行為を対象に、数十人を処刑してきたという。