「クソリプ」防止、どうやるの? Twitter、返信できる人を制限できる機能のテストを開始

機能を使えるのは今のところ一部のユーザーのみ。

Twitterは5月21日、ツイートに返信できる人を選べる機能を試験的に実装した。機能を使えるのは今のところ一部のユーザーのみだが、Twitter上では、不快な返信(いわゆる「クソリプ」)防止になるのでは、と話題になっている。

どんな機能なのか

新しく実装された機能は、ツイートに返信できるアカウントを、(1)全員、(2)フォローしているアカウント、(3)@ツイートしたアカウントのみの3種類から選べるというもの。

(3)を選んだ状態で、@をつけずにツイートをすれば、誰も返信ができなくなる。

ツイート投稿画面を開くと、「返信できるアカウント」を選べるようになった。(※機能はテスト中で、使えるのは一部のユーザーのみ)
ツイート投稿画面を開くと、「返信できるアカウント」を選べるようになった。(※機能はテスト中で、使えるのは一部のユーザーのみ)
Twitterより

Twitter社の解説によると、返信が制限されるツイートにはラベルが付けられ、返信ができないとわかるようになる。返信できない人でも、ツイートを見たり、リツイートしたり、コメント付きリツイートをしたりすることは可能という。

現在はテストとして導入しており、機能を使えるのは一部のユーザーのみだ。

不快なリプライを避けられる?

Twitterでは、人を傷つけたり、不快な思いにさせたりする「クソリプ」の横行が問題視されている。中には誹謗中傷や名誉毀損ととれるようなコメントもある。

Twitter社は、不快なリプライを「非表示」にする機能を実装するなど、そうした問題への対応を強めている。

今回の機能には賛同の声も多いが、一方で、悪質なデマや、盗用されたツイート(いわゆる「パクツイ」)への指摘ができなくなるのではないか、と懸念する声もある。

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