ディズニーに『ブラックパンサー』のテーマパークを。チャドウィック・ボーズマンさん死去で、名俳優が呼びかけ

「チャドウィック・ボーズマンの名のもとに『ワカンダ』を建設してください」
チャドウィック・ボーズマンさん(2019年11月24日撮影)
チャドウィック・ボーズマンさん(2019年11月24日撮影)
Matt Winkelmeyer via Getty Images

映画『ブラックパンサー』などで知られる俳優のチャドウィック・ボーズマンさんの訃報を受け、アメリカでは悲しみの声が広がっている。

大腸がんを患い、2016年から闘病を続け、43歳で亡くなったボーズマンさん

『ブラックパンサー』の舞台となる架空の国・ワカンダ式の敬礼である、拳を握った両腕を胸の前でクロスした写真がSNSに数多く投稿され、ボーズマンさんの死を悼む人々が後を絶たない。

共演者やスポーツ選手なども、追悼コメントを発表している。

「ワカンダ・フォーエバー」のポーズでチャドウィック・ボーズマンさんの死を悼むファンたち。(2020年8月29日撮影)
「ワカンダ・フォーエバー」のポーズでチャドウィック・ボーズマンさんの死を悼むファンたち。(2020年8月29日撮影)
FREDERIC J. BROWN via Getty Images

ワカンダのテーマパークを。名俳優が呼びかけ

『天使にラブ・ソングを…』の主演俳優、ウーピー・ゴールドバーグさんも、ボーズマンさんの訃報を受け、コメントを発表した一人。

ゴールドバーグさんは、アフリカ系の俳優として初めて、エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞というアメリカのエンターテインメント界の名誉ある4つの賞すべてを受賞した人物でもある。

ウーピー・ゴールドバーグさん
ウーピー・ゴールドバーグさん
Bryan Bedder via Getty Images

ゴールドバーグさんは、8月31日に自身のTwitterを更新。

「ディズニーランドとワールドの新企画の関係者へ」として、「『アナと雪の女王』のエリアはこれ以上はいらないので、『ワカンダ』を必要としているのです。お願いです、ディズニーワールド、ディズニーランドに、チャドウィック・ボーズマンの名のもとに『ワカンダ』を建設してください」と呼びかけた。

Dear People in charge of building NEW experiences Disney Land and World we don’t really need another Frozen land BUT what we could use is Wakonda, please Disneyworld Disneyland PLEASE build in Chadwick Boseman’s name WAKONDA

— Whoopi Goldberg (@WhoopiGoldberg) August 31, 2020

この投稿は、5万7000以上のいいねがつき(9月2日16時時点)、「ディズニーお願い」「私たちが今求めているのは、ワカンダ王国なんだ」「チャドウィックのことを思い出せる場所を作って」など、多くの賛同の声が寄せられている。

「アベンジャーズ・キャンパス」を今後オープン予定

CNNによると、フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは、すでに『アナと雪の女王』のアトラクションなどが存在する。この状況をふまえ、ゴールドバーグさんはこれ以上は作る必要はないとし、『ブラックパンサー』に関連するエリアの創設を求めたとみられる。

以前から、アメリカ・カリフォルニア州にあるディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークでは、『ブラックパンサー 』もシリーズ作の一つであるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品をテーマにした新エリア「アベンジャーズ・キャンパス」のオープン準備を進めていた。

「アベンジャーズ・キャンパス」では、MCUの世界観を体験できるアトラクションが作られる予定で、ディズニー・パークの公式Twitterでは同エリアの紹介の際に、MCUヒーローとともに、「ワカンダ」の名前を紹介していたことから、『ブラックパンサー』のキャラクターも登場すると考えられる。

『ブラックパンサー』の偉業

『ブラックパンサー』は、マーベル初の黒人ヒーローを主役にした作品。舞台の「ワカンダ」は、表向きは貧しい国を装っているが、実は豊富な資源を持ち、最先端科学技術を誇る文明大国。本作は、「植民地化されなかったアフリカ」を描いた点でも注目された。

『ブラックパンサー』出演者
『ブラックパンサー』出演者
Monica Almeida / reuters

アカデミー賞で、マーベルの作品として初めて作品賞にノミネート。作品賞の受賞は逃したが、作曲賞・美術賞・衣装デザイン賞の3部門の受賞を果たした。

CNNによると、ボーズマンさんの出演作は配信サービスでの視聴数が急増し、また、AmazonなどではBlu-rayなどが急激に売れているという。主演作のひとつ『42~世界を変えた男~』は、追悼の意を示したリバイバル上映が決定した。

ハリウッドの映画史に大きな影響を与えたボーズマンさんの突然の訃報を受け、その人柄や功績をたたえ、多くの惜しむ声が聞かれている。

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