イギリスの南西にあるコーンウォール地方で、パートナーを亡くしたコツメカワウソがオンライン婚活に成功し、新しいパートナーを得た。同地方のカワウソの保護施設が発表した。
オンライン婚活したのは、10歳のコツメカワウソのオスで「ハリス」。パートナーだったメスの「アプリコット」が16歳で亡くなり、独りになったという。
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飼育係のタマラ・クーパー氏は「ハリスはアプリコットを溺愛していたので、彼女が亡くなってから数週間は、憔悴しきった様子でした」と振り返る。
そこで保護施設では、ハリスに新しいパートナーを探そうと、オンライン婚活を開始。
釣書には、つぶらな瞳で正面を見つめるハリスの写真とともに、「僕はとても気配り上手で、抱き合うのが大好き。そして、とっても聞き上手です。他のどんなカワウソよりも、あなたを愛します」とハリスの優しさを最大限にアピールした。
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まもなく、北ヨークシャーにあるスカボローの保護施設にいるメスの「パンプキン」から写真が届いた。パンプキンは最近、年配のパートナー「エリック」を亡くしたばかりだった。
互いを新しいパートナーにぴったりだと確信した2つの施設の飼育員は、早速ハリスをパンプキンの施設に連れて行ってお見合いさせることに。
パンプキンの飼育係トッド・ジャーマン氏は、「パンプキンはとても寂しがっていたので、ハリスが来てくれるのを嬉しく思う」とコメントしている。
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コツメカワウソのペアリングでは、オスがメスの生息場所に入ることになるため、ハリスを飼育していたクーパー氏は「ハリスがいなくなるのはとても寂しい」としたうえで、「(パンプキンが暮らす)シーライフスカボローにような専門家に世話をしてもらえることは嬉しい。定期的に連絡を取り合い、ハリスとパンプキンの様子を見届けたい」と話している。