母猫に熱湯かけ殺す...「動物虐待を禁止する法律を」中国で怒り広がり、コメント13万件超える

動物虐待を対象とした法律は「空白」となっていて、この男性も刑事罰に問われる可能性は低いという

中国・山西省で、警備会社に勤める男性が野良猫に熱湯をかけ死亡させる事件があった。野良猫は妊娠していて、お腹にいた4匹の子供も死んだ。

中国のネットでは怒りが広がったが、男性が刑事罰に問われる可能性は低いという。そのため、動物虐待を禁止する法律の制定を求める声が上がっている。

イメージ画像(今回の猫とは関係ありません)
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leminuit via Getty Images

■法律の空白地帯

事件が発覚したのは10月19日。中国北部の山西省で、警備会社に勤める男性が野良猫に熱湯をかけたと、ネットユーザーがSNSに投稿した。現地メディアによると、この猫は全身を火傷し近くの動物病院に運ばれた。妊娠していたが、お腹にいた4匹の子猫は全て死んでしまったという。

目撃者の女性によると、男性は「猫に食事を取られた」などと話していたという。

その後、全身を痛々しく火傷した猫を医師らが治療する動画も拡散され、中国のネットでは怒りが広がった。男性が勤務する警備会社は「労働契約を解除した」と発表。猫の治療費として5000元(約7万8000円)を支払った。

しかし、治療の甲斐なく母猫は21日に息を引き取ったという。

男性は警察に身柄を拘束されたが、国営放送CCTVによると、動物虐待を対象とした法律は「空白」となっていて、この男性も刑事罰に問われる可能性は低いという。

このことを受けCCTVは「動物虐待を禁止する法律を一刻も早く作るべきだ」と呼びかけ。関連するハッシュタグの閲覧数は5億回を超え、13万以上のコメントがつけられるなど話題となっている。

コメントでは「制度が虐待を容認しているようなものだ」「動物を愛さなくてもいい、ただ傷つけないで」などと賛同するものが多いが、「それよりも野良犬や猫の問題を先に解決すべきだ」などといったものもあった。