ランボルギーニで腎臓を緊急運搬。イタリア警察、時速230キロで高速道路を疾走する。

計約500キロの距離を2時間余りで到着。冷蔵スペースを備えた特別仕様車だ。
ランボルギーニのパトカー(写真は2019年6月)
ランボルギーニのパトカー(写真は2019年6月)
USA TODAY USPW / Reuters

日本や海外の警察が、高級車やスポーツカーをパトカーとして使用するのはそう珍しくないが、それ相応の理由があった。

イタリアの州警察は、ランボルギーニのパトカーで、腎臓を運搬するという緊急ミッションを遂行した。

その様子を、11月5日にTwitterに投稿している。

豪快なエンジン音をたてながら、高速道路を疾走するランボルギーニのパトカー。病院から託されたボックスに保管された腎臓を、別の病院へと送り届けるまでの一部始終が収められている。

Hotcarsによると、10月20日に行う手術のために必要な腎臓を早急に運ぶ必要があった。

ランボルギーニのパトカーは、腎臓の受け取りと運搬で、イタリア北部のパドバから中部ローマへと大移動。計約500キロの距離を、平均時速約230キロで疾走し、2時間余りで到着したという。

Irish Timesによると、地元自治体から「臓器を時間内に届けることができない」と要請があったという。

警察車両として使用されているランボルギーニウラカンは、3.2秒で時速100キロに到達し、最高時速は325キロに到達する。車両前部に冷蔵スペースを備えた特別仕様車で、臓器などの緊急運搬車両としても使用されているという。

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