アートとカルチャー
2020年11月19日 13時27分 JST | 更新 2020年11月20日 11時03分 JST

マイケル・J・フォックスさん、俳優引退を告白。記憶力低下で「私の全盛期は過ぎ去った」

「何事にも、その時だからこそできることがある。1日12時間働き、7ページの台本のセリフを覚えることができたような私の全盛期は過ぎ去ったのだ」

Roy Rochlin via Getty Images
マイケル J・フォックスさん(2019年)

パーキンソン病と闘病しながら俳優業を復活させていたマイケル J・フォックスさんが引退することになった。11月17日に発売された自叙伝『No Time Like the Future』の中で「2度目の引退を迎える」と綴っていると、KXTVなどが報じた。

1980年代にSF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公マーティ・マクフライ役で一世を風靡したが、1991年にパーキンソン病と診断された。

2000年から一度は引退状態になっていたが、2010年から16年にかけてドラマシリーズ『グッド・ワイフ』で嫌味な弁護士役を演じるなど、闘病を続けながら復活を果たしていた。

ロサンゼルス・タイムズによると、『No Time Like the Future』の中で、フォックスさんは「何事にも、その時だからこそできることがある。1日12時間働き、7ページの台本のセリフを覚えることができたような私の全盛期は過ぎ去ったのだ」と記述。俳優業を引退する覚悟をこうつづっている。

「 少なくとも今のところ、私は2度目の引退を迎えている。何事も変わる可能性はあるから、これも変わるかもしれないが…。だが、もしこれが私の俳優としてのキャリアの終わりなら、それでいい」

フォックスさんの著書は4冊目。これまでにも『ラッキーマン』(2002年)、『いつも上を向いて:超楽観主義者の冒険』(2009年)などの自叙伝が出版されている。

フォックスさんは新著発売に先がけたPepole誌のインタビューで、パーキンソン病の症状の一つとされる記憶力の低下が進行していることを告白。「セリフが多い役でとても苦労した」といい、執筆業への熱意をこう語っていた。

「ギターはもう上手く弾けない。絵を描くのも、もう上手じゃない。ダンスはもともとダメだったし、演技をすることはどんどん難しくなってきている。だから、執筆という道になった。幸運にも、私は書くことがとても楽しいんだ」