2021年のお年玉出費、全国1位は石川県。 1番財布の紐が堅かったのはどこ? 全体平均は3年前より減少

お年玉出費額1位と47位では1万円弱の開きがーー。

今年2021年のお正月は、いつもと違う過ごし方だった人が多いのではないでしょうか。
日本のお正月文化の中の1つ、「お年玉」にも変化があったようです。

3年前より約3000円減少か

出費額ランキング
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ウェザーニュース

ウェザーニュースでは、2021年のお年玉による出費額の調査を実施しました。(2021年1月11、12日 8058人が回答)
集計の結果、全国の平均金額は9376円となりました。
都道府県ごとのランキングを見てみると、一番太っ腹なのは石川県で13906円、一番財布の紐が堅いのは秋田県で4265円。出費額1位と47位で1万円弱の開きがあったことになります。

3年前の2018年のお正月にも、お年玉出費“予定額”について調査しました。(2017年12月28日に実施 6,405人が回答)
お正月を迎える前に実施しているため今回の調査と一概に比較することは出来ませんが、当時の全国平均は12204円、1位は18769円(鳥取県)と、今回に比べて3000円〜5000円ほど高かったことがわかります。

出費額による都道府県ごとの色分け
出費額による都道府県ごとの色分け
ウェザーニュース

出費額ごとに色分けをしてみると、西日本の地域ほど平均額より高い県が多く、北日本の地域は平均額より安い県が多いことがわかりました。
3年前と照らし合わせてみると、各県とも3年前の方が出費額は高いものの、地域ごとの傾向に変化はないようです。

帰省した人の減少が要因

お年玉の出費額が減少した理由として最も多く挙げられていたのは、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、親戚の集まりが減ったことです。
集まりが少なかったことにより、お年玉を渡す機会も自然と少なくなってしまったのでしょう。

また、直接会うことを控えたため、今年は振り込みや現金書留、また電子マネーなどを活用した方もいらっしゃったようです。

渡す側の立場からすると、お年玉による出費が減ったことはラッキーと思いつつも、やはり新年に子どもたちの笑顔を見る機会が減ったことを寂しく感じていた方も多かったのではないでしょうか。
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2021年のお年玉出費 47都道府県ランキング

1位石川 13905.7円
2位京都 13764.7円
3位沖縄 13465.1円
4位徳島 13212.1円
5位高知 12775.0円
6位熊本 12772.7円
7位鳥取 12441.2円
8位山口 12131.6円
9位福井 12093.8円
10位鹿児島 12036.4円

11位大分 11285.7円
12位滋賀 11255.6円
13位栃木 11232.1円
14位奈良 10949.0円
15位大阪 10780.7円
16位和歌山 10659.6円
17位佐賀 10500.0円
18位静岡 10331.9円
19位兵庫 10285.3円
20位群馬 9963.2円

21位愛媛 9558.8円
22位千葉 9515.2円
23位三重 9514.6円
24位新潟 9495.0円
25位福岡 9465.3円
26位香川 9446.8円
27位岡山 9412.4円
28位愛知 9220.2円
29位埼玉 9174.2円
30位島根 9111.1円

31位宮城 9090.9円
32位茨城 8971.4円
33位北海道 8627.6円
34位広島 8563.4円
35位神奈川 8527.6円
36位宮崎 8288.9円
37位東京 8281.8円
38位長崎 8222.2円
39位山形 7905.7円
40位岐阜 7834.8円

41位青森 7490.2円
42位福島 7465.5円
43位長野 7364.2円
44位富山 7040.0円
45位岩手 6464.3円
46位山梨 6189.7円
47位秋田 4265.3円

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