産業用ロボットの開発企業「Boston Dynamics」が8月17日、二足歩行ロボット「Atlas(アトラス)」の新たな動画を公開した。
アトラスはこれまでも、人間と見紛うような滑らかな動きを披露してきた。今回挑戦したのは、身体一つでさまざまな障害物を乗り越えるスポーツ「パルクール」だ。
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2体のアトラスが、斜めに傾いた複数の台の上を走ったり、台から台に飛び移ったりと、軽快な動きを見せている。
器用に手を使って、膝ほどの高さの平均台を飛び越えるのもお手の物。鮮やかなバク宙を成功させ、両手をあげてガッツポーズまで見せている。
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ツイートでは「パルクールは、アトラスチームが新たな行動を実験するのに最適です。ジャンプや平均台などを通じて、次の世代の機動性や知覚能力、運動的な知能を発見するため、アトラスの限界に挑戦しました」と投稿している。
開発チームによると、動画撮影の2週間前まで、2体同時に今回の動きをさせたことはなかったという。
そのため「とてもワクワクするような動きがたくさんありましたが、そのうちいくつはまだ精度が信頼できるレベルではありませんでした。90秒間ひと続きでジャンプや走行、回転をするので、一連の動きで常に失敗する可能性が幾分かありました」と裏側を明かしている。