富士山が初冠雪、昨季より21日早い観測。関東は久しぶりの晴天

関東地方でも、今日は久しぶりに晴れて、頭が少し白くなった富士山が見られるところも。
山梨県甲州市より(7日7時30分頃撮影)
山梨県甲州市より(7日7時30分頃撮影)
ウェザーニュース

今日9月7日(火)、山梨県の甲府地方気象台は富士山の初冠雪を発表しました。平年より25日早く、昨季より21日早い観測です。

富士山周辺では昨日の午後に激しい雨が降りましたが、富士山頂では気温が氷点下にまで下がり雪となり、今朝も0℃を少し超えるくらいで推移していたため、雪化粧した様子が周辺から見られました。

昨日も静岡県側からは雪化粧姿が見えていた

また、昨日の朝も富士山頂付近では雪が降り、静岡県側からはうっすらと雪化粧した姿が見られていましたが、甲府地方気象台からは富士山頂付近が冠雪した様子を確認することができなかったため、昨日のうちの初冠雪の発表はありませんでした。

今日は富士山周辺に雲があるものの、晴れている甲府地方気象台から冠雪した富士山を確認できたと考えられます。
>>〔関連記事〕昨日6日、静岡県側からは雪化粧の富士山が見えた

富士山初冠雪の定義

甲府地方気象台HP参考
甲府地方気象台HP参考
ウェザーニュース

初冠雪とは、その年の「最高気温日」を観測して以降に、「山の全部または一部が、雪または白色に見える固形降水(雹など)で覆われている状態を下から初めて望観できたとき」を指します。

富士山の初冠雪を観測、発表するのは甲府地方気象台です。たとえば富士山の麓や静岡県側から雪化粧が見えたとしても、山梨県甲府市にある甲府地方気象台から富士山の冠雪の様子が見えないときには初冠雪は発表されません。

以前は河口湖測候所も同様に観測、発表をしていましたが、2003年9月に河口湖測候所の有人化業務が終了した以降は甲府地方気象台に一元化されています。甲府気象台による初冠雪の平均日は10月2日、昨年の初冠雪観測日は9月28日でした。
>>ライブカメラで富士山の様子を見る

今日は関東でも久しぶりに晴天続く

神奈川県藤沢市より(7日7時15分頃撮影)
神奈川県藤沢市より(7日7時15分頃撮影)
ウェザーニュース
今日は東日本と北日本では晴天が続き、周辺では青空を背景に雪化粧した富士山が見られる予想です。


9月に入り、曇りや雨が続いていた関東地方でも、今日は久しぶりに晴れて、頭が少し白くなった富士山が見られています。

冬の装いを始めた富士山を見ながら、溜まった洗濯物を外干しするのもよさそうです。

>>今いるところの天気・気温
>>この先の天気をアプリで見る

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)かっちゃんさん すばるαさん
甲府地方気象台ホームページ
http://www.jma-net.go.jp/kofu/index.shtml

【関連記事】

注目記事