10月31日投開票の衆院選で、大阪10区に立候補した立憲民主党の辻元清美・副代表が小選挙区で落選したと報道各社が報じた。
辻元氏については、選挙戦の終盤、山崎拓・元自民党副総裁が応援演説に訪れた。「小選挙区は辻元、比例は自民党」と山崎氏が述べたとされ、自民党大阪府連は山崎氏を除名処分とするよう党本部に上申したと報じられた。
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フジテレビ系の「Live選挙サンデー」に辻元氏が出演。この点について、キャスターの宮根誠司さんが「有権者にとって、わかりにくかったのでは?」と質問した。
辻元氏は山崎氏との関係について「(議員)1年生の頃、山崎さんや加藤紘一さんにいろんなことを教えていただいた」という。
大阪の各選挙区では維新の勢いが強く、大阪10区が「最後の砦になっていた。周り全部、維新に倒されそうな感じになっていた」。
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山崎氏が応援演説に来た理由について、「野党第一党は立憲民主党ですよ、立憲の議席というのは、与野党伯仲、自公政権と対峙するのは大事だと思うから、辻元は個人として国会の中にいた方がいいから、私は来ました、と仰ってくれた」と説明した。
宮根さんは「僕は辻元さんらしくないと思った。『比例は自民』というのを、辻元さんが許容したというのは」と質問。辻元氏は「あれは、言うとは思わなかった」と述べた。
番組に出演していた橋下徹さんは「選挙やっていた人間からすると、辻元さんも追い込まれていたと思う。自民党の重鎮が来てくれるなら一定保守の票を、と思ったんでしょうけど、これはわかりにくかった」とコメントした。