1年の世相を漢字1文字で表す「今年の漢字」が、12月13日午後2時過ぎに、京都市の清水寺で発表されます。
毎年の漢字はどうやって決まり、誰が書いているのか、発表時期に込められた思いなどをまとめました。
今年の漢字、どうやって決まる?
今年の漢字は、一般公募で決められています。
毎年11月から約1か月間程度の期間、インターネットやはがきなどで投票を募ります。
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今年の漢字を書く「揮毫者」とは?
漢字を筆でしたためる人は、「揮毫者」と呼ばれます。
精選版 日本国語大辞典によると、揮毫とは「毛筆で文字や絵をかくこと。特に、知名人が頼まれて書をかくこと」という意味で、「きごう」と読みます。
今年の漢字は1995年から始まり、2021年で26周年。
清水寺の住職にあたる貫主の森清範さんが、毎年、揮毫者を務めています。
なんで毎年12月12日付近に発表されるの?
日本漢字能力検定協会によると、「漢字の日」にちなみ、毎年12月12日付近に発表しているといいます。
毎年「いい字」を少なくとも「一字」は覚えてほしいという願いを込めて、12(いいじ)月12(いちじ)日の語呂合わせで定めました。
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今年の漢字は何に?みんなの予想は
インターネット上では、東京2020オリンピックで日本選手団が、史上最高の27個もの金メダルを獲得したことにかけて「金」、オリンピック選手の飛翔や大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手の躍進にちなみ「翔」、新型コロナウイルス禍で自粛が続いたことから「粛」など、予想が飛び交っています。