香川照之さんが伝えた「無力さ」を感じても忘れてはいけない事。地震とウクライナ侵攻に触れた言葉に反響

「大きな地震が起きても私たちはオロオロするばかりで、本当に無力さを感じます。国外の戦争に対しても同じです。直接的な手助けはできません」。こう語った上で訴えた、大切なメッセージとは。
金曜司会を務めている香川照之さん
金曜司会を務めている香川照之さん
TBS『THE TIME,』公式サイトより

俳優の香川照之さんが3月18日、自身が金曜日の司会を務める朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)に出演した。オープニングで視聴者に語りかけた内容に、ネット上で反響が寄せられている。

香川さんは16日に宮城・福島で震度6強を観測した地震やロシアによるウクライナ侵攻の話題に触れ、日常の中でいつものように生活が出来ることへのありがたみを自らの言葉で伝えた。

香川さんが語った無力さ。それでも大切なこと...

香川さんはまず、冒頭で「さて今週、私たちの『THE TIME,』は火曜日から安住アナウンサーが不在。国外では戦争が続き、国内でも大きな地震が発生。通常の放送がレギュラーで出来ない大変な週となりました」と振り返った。

同番組では月曜日に番組内でワクチン接種を行った安住アナが翌日の放送を欠席。また、16日夜に宮城・福島で起きた地震を受け、お馴染みの「列島中継」のコーナーは地震による被害のあった場所からのリポートに内容が変更されていた。

俳優の香川照之さん
俳優の香川照之さん
時事通信社

16日夜の地震とロシアによるウクライナ侵攻の話題に関連して、香川さんは次のように語った。

大きな地震が起きても私たちはオロオロするばかりで、本当に無力さを感じます。国外の戦争に対しても同じです。直接的な手助けはできません。

いつものことがいつものことのように出来ること。このことへのありがたさを本当に痛感します。

皆さんは今日も、例えば仕事に行きたくないとか学校に行きたくないとか、あの人に会いたくないとか、仕事が上手くいくだろうかとか、色々なことがあると思います。

しかしなんであれ、今日本はとりあえず平和で、地震も小康状態を保っています。ですから、今日という日常に感謝して一日に向かっていきましょう。

この香川さんの言葉に対し、SNSでは「心に響きました」「力強いメッセージにはいつも背中を押される」「当たり前の日常が当たり前に送れている事に感謝して、今日も仕事頑張ってきます」など様々な反響が寄せられた。

18日の放送では、安住アナの不在の間に代役を務めた杉山真也アナウンサーを「弊社の杉山」と表現。香川さんは同番組を担当する前からTBSドラマに数多く出演してきたが、SNSでは「香川さんいつTBS社員になったの」などと“ツッコミ”が入るなど話題になっていた。

香川さんのオープニングトークは、過去に何度か大きな反響があった。

2021年10月には衆議院議員選挙に投票に行くよう呼びかけた内容が視聴者の心を掴み、また同年12月には「喪失感を感じた時に、どのように前向きに生きるか」という問いとそれに対する自身の答えを話し、その内容が話題を呼んでいた。

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