カナダ北西部のユーコン準州にある永久凍土層で、マンモスの赤ちゃんが丸ごと1匹凍結しているのが発見された。BBCによると、ほぼ完全な状態で見つかるのは北米では初めてだという。
ユーコン準州の発表によると、6月21日、ユーコン準州のクロンダイク地方の金鉱地帯で、作業をしていた鉱員たちが永久凍土を掘削中に見つけた。「ほぼ完全なミイラ化した凍ったマンモスの赤ちゃん」だといい、地域のネイティブ・アメリカンの言葉で「大きな動物の赤ちゃん」を意味する「Nun cho ga」と名付けられたという。
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また、この赤ちゃんマンモスは雌とみられており、2007年にシベリアで発見された4万2千年前の赤ちゃんマンモスのミイラとほぼ同じ大きさだという。
赤ちゃんマンモスを回収した地質学者らは、「3万年以上前の氷河期に死亡し、永久凍土の中で冷凍されていた」との見方を示している。
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アラスカ内陸部の金鉱では1948年に、「エフィー」と名付けられた子どものマンモスの一部が見つかったことがある。