重曹とクエン酸は混ぜちゃダメ「汚れはあまり落ちません」第一石鹸の投稿が目から鱗だった

第一石鹸は重曹とクエン酸を混ぜると「互いの洗浄効果を打ち消しあってしまう」と説明しています。
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Maryna Terletska via Getty Images

洗剤やせっけんなどを製造・販売する第一石鹸(群馬)が、重曹とクエン酸を混ぜても汚れがあまり落ちないとTwitterに投稿し、話題を集めている。

投稿には1万2千件の「いいね」がつき、「知らなかった」「どうりで目立った効果ないなと思っていた」「テレビか何かで見て(汚れが落ちると)信じていた」などのコメントが寄せられた。

第一石鹸は11月29日、「いいにくいことをいう日」にTwitterを更新。「重曹とクエン酸を混ぜると勢いよく泡が立ちますが、中和しちゃうので汚れはあまり落ちません」と投稿した。

第一石鹸の公式サイトでは、重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸、過炭酸ナトリウムの効果的な使い方がそれぞれ紹介されている。

重曹は「ニオイの消臭」に、セスキ炭酸ソーダは「油汚れや手アカ汚れ」に効果的だという。また、クエン酸は「水アカ汚れや消臭対策」に、過炭酸ナトリウムは「漂白・除菌・消臭」などに使用できるという。

他にもサイトでは汚れ落ちの仕組みや目的に合わせた掃除方法などが紹介されている。

ここでもクエン酸の使い方について、「クエン酸に重曹、セスキ炭酸ソーダ、過炭酸ナトリウムを混ぜ合わせて水を加えると、中和反応により『二酸化炭素』の泡が勢いよく発生しますが、この泡自体にこびりついた汚れを洗浄する効果はありません」と説明した上で、「これらを混ぜ合わせるとお互いの洗浄効果を打ち消しあってしまうため、製品をお使いになる時は、それぞれ単独でお使い下さい」と注意を促している。

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