「ウルフムーン」が今年最初の満月。今夜、見られるところは?

3連休初日の1月7日のお月さまは、今年最初の満月です。1月の満月はアメリカの農事暦で「ウルフムーン」とも呼ばれます。
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3連休初日の1月7日(土)のお月さまは、今年最初の満月です。1月の満月はアメリカの農事暦で「ウルフムーン」とも呼ばれます。

今夜は日本海側の各地で雲が多くなりますが、関東や東海、西日本の太平洋側などでは晴れて満月を見ることができそうです。北海道も、日本海沿岸とオホーツク海側で雲が多めですが、見られる所が多い見込みです。
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満月はいつ、どの方向に見える?

およそ30日にいちど、満月のタイミングが訪れます。今月は日本時間の7日(土)8時08分に満月の瞬間を迎えます。

満月の日には、ほぼ一晩中お月さまを見ることができます。満月の日のお月さまは、だいたい日の入りの頃に東の空から昇ってきて、真夜中に南の空で最も高くなり、翌朝の日の出の前後に西の空に沈んでいきます。

夕方は東の低い空を、夜は南東〜南の高い空を探すと見つけられます。

太陽の場合は夏至に近いほど出ている時間が長く高く昇りますが、満月はその逆で冬至に近いほど出ている時間が長く高く昇ります。

満月とは

太陽、月、地球の位置関係
太陽、月、地球の位置関係
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満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
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1月の満月、英語で“Wolf Moon”

農事暦における満月の呼び方
農事暦における満月の呼び方
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アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

アメリカの農事暦(The Old Farmer’s Almanac)によると、1月の満月は別名「ウルフムーン(Wolf Moon/狼月)」と呼ばれるそうです。
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参考資料など

The Old Farmers’ Almanac

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