今夜は満月「ワームムーン」 名前の由来は?全国の天気は?

3月の満月は「ワームムーン」と呼ばれています。一体なぜ?
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2023年3月は、今日7日(火)21時40分頃に満月の瞬間を迎えます。3月の満月はアメリカの農事暦で「ワームムーン」とも呼ばれます。

今日は高気圧に覆われて、広い範囲で穏やかに晴れます。夜の冷え込みは緩く、絶好のお月見日和です。北日本は前線の通過に伴い一部で雲が広がりますが、雲の隙間から観測チャンスがあります。
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3月の満月、英語で”Worm Moon”

農事暦における満月の呼び方
農事暦における満月の呼び方
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アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer’s Almanac)によると、暖かくなって地面からミミズ(Earthworm)が出てくるころ、またはカブトムシの幼虫(Worm)が木から出てくるころという意味で、3月の満月を「ワームムーン(Worm Moon/イモムシ月)」と呼ぶようです。

満月とは

太陽、月、地球の位置関係
太陽、月、地球の位置関係
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満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。

満月ライブカメラ

※ページ内で動画が再生ができない場合は、Youtubeの「ウェザーニュースチャンネル」からご覧ください。

ウェザーニュースでは7日(火)夜、満月の様子を生中継でお届けします。屋内からゆっくりお月見をお楽しみください。

参考資料など

The Old Farmers’ Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
国立天文台「暦計算室」https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/

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