「小さな行動に全てが表れる」WBC侍ジャパンのベンチ「綺麗すぎない?」と海外で注目。礼儀正しさに称賛の声止まず

サッカーW杯では試合後のロッカールームが、WBCでは侍ジャパンのベンチに称賛。素晴らしかったのは戦いぶりだけではなかった...
WBC表彰式/表彰台で優勝を祝う侍ジャパンの選手たち=2023年03月21日
WBC表彰式/表彰台で優勝を祝う侍ジャパンの選手たち=2023年03月21日
AFP=時事

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で14年ぶりの優勝を勝ち取った侍ジャパン。数々の素晴らしいプレーを見せてくれた選手たちだが、大会が終わった今、改めて彼らの礼儀正しさやスポーツマンシップにも関心が寄せられている。注目の的となったのは、日本代表のベンチ(ダグアウト)だった。

ベンチが綺麗すぎる

ちょっと待って。日本代表のベンチ、綺麗すぎない!?

そうTwitterで呟いたのは米独立リーグ、ミズーラ・パドルヘッドのフィールドマネージャーであるマイケル・シュラクト氏。投稿された写真には、大谷翔平選手と通訳者である水原一平氏がベンチ(ダグアウト)で話し合っている姿が映っていた。見るところ、マイケル氏が指摘したように日本のベンチは確かにきれいな状態だ。

メジャーリーグでは、コロナ禍以前は特に、選手たちがベンチの中でひまわりの種を吐き捨てる姿も一部で見られていたというのもあり、整理された侍ジャパンのベンチに称賛と驚きの声が上がった。

ツイートの返信には「彼らにはリスペクトしかない」「日本文化の一部だよね」「小さな行動に全てが表れる」などといったコメントが寄せられているほか、2022年のW杯の際に話題となったサッカー日本代表が去った後のロッカールームについての言及もあった。

お辞儀も深すぎる

海外から称賛の声が上がったのは綺麗なベンチだけではない。日本時間3月21日に行われた準決勝の対メキシコ戦では、試合後の侍ジャパンの行動が素晴らしいと話題になった。

逆転サヨナラ勝ちで球場内が歓喜に沸く中、選手たちは一直線に並び客席とメキシコ代表チームに向けて帽子をとり深くお辞儀をした。ファンと敵チーム両方に敬意を示した彼らの行動には「サムライスピリット!」「日本のプレイヤーはいつも優しくて最高だ」など称賛の声が寄せられた。

決勝戦でアメリカに勝利した後でも選手たちはしばらくして整列し、一礼を忘れなかった。世界一に輝いた侍ジャパンは、大会を通して素晴らしいスポーツマンシップを見せてくれていた。

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