坂口憲二さんに「おかえりなさい」の声止まず。木村拓哉さんと19年ぶりドラマ共演、難病と向き合い、コーヒー焙煎士としても活動

ドラマ『風間公親─教場0─』で共演。木村拓哉さんとは2004年放送の『プライド』で共演して以来だ。
坂口憲二=2010年07月20日
坂口憲二=2010年07月20日
時事通信社

2018年3月に無期限での芸能活動休止を発表していた坂口憲二さんが、5月8日に放送されたフジテレビの月9ドラマ『風間公親─教場0─』の第𝟱話に出演した。SNSでは「おかえりなさい」などと反響が広がった。芸能活動休止後はセカンドキャリアとしてコーヒー焙煎士になっていたことも話題となったが、今回は久しぶりのドラマ出演で大きな注目を浴びた。

「待っていました」キムタクとの共演、『プライド』以来

坂口さんは同ドラマで木村拓哉さん演じる主人公の風間公親の所轄署時代の後輩刑事・柳沢浩二を演じた。ドラマ作品への出演は2014年の『続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)以来、9年ぶり。また、主演を務める木村拓哉さんとの共演は2004年の『プライド』以来、19年ぶりとなった。

SNSでは「おかえりなさい」「待ってました」「相変わらず素敵」「この共演は最高」「マジでカッコいい」などとコメント寄せられた。

難病を発症、そこから新たな挑戦をしていた

人気俳優として様々なドラマに出演し活躍していた坂口さん。無期限での芸能活動休止を発表したのは、2018年3月のことだった。

活動休止のきっかけは国指定の難病である「特発性大腿骨頭(だいたいこっとう)壊死症」を発症したためだった。

坂口さんによると、2012年ごろから右股関節に違和感を持つようになったという。2014年、『最後から二番目の恋』第2期の撮影を終えたころに痛みが悪化し、病院での精密検査を経て、2015年に病名が判明した。股関節を形成する大腿骨頭のまわりに血が巡らなくなり、壊死が生じてしまうという原因不明の病気だった。

坂口さんは、2019年10月のハフポスト日本版のインタビューでこのように話していた

「これ以上事務所にも迷惑はかけたくないし、待っている人に対してもずっとごまかしごまかしやり続けているのは嫌だったんです」

芸能活動の休止後は、新たにコーヒー焙煎士としてセカンドキャリアの道を歩むことを決断した。

「自分にとってその選択をすることがかっこいいか、かっこ悪いか、それを基準にしています」と話し、セカンドキャリアを選ぶなら手に職をつける仕事がいいと思っていたという坂口さん。

バリスタ・ロースター(焙煎士)のプライベートレッスンを受けて焙煎技術を学び、約1年半かけて少しずつ焙煎道具を揃えていったという。

2018年夏に千葉県の九十九里で焙煎所を開設。現在はコーヒーショップ3店舗を運営する経営者となっている。

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