「無神経だった」大量の欠航便が出る中プライベートジェットで移動した米航空会社CEOが謝罪

「お客様と、厳しい天候の中、数日間24時間体制で対応してくれているチームメンバーに、心よりお詫び申し上げます」
ユナイテッド航空の航空機
ユナイテッド航空の航空機
Gary Hershorn via Getty Images

アメリカのユナイテッド航空が何百ものフライトをキャンセルする中、同社のCEOはプライベートジェットを利用していたーー。

ユナイテッド航空は6月28日、悪天候によりその日に予定されていたフライトの約4分の1に当たる、約750便ものフライトを欠航した。しかし、多くの乗客が足止めを喰らう中、同社CEOのスコット・カービー氏はプライベートジェットで移動していた、とAP通信など複数の海外メディアが報じた。

CNNによると、カービー氏はその日、ニュージャージー州のテターボロ空港からコロラド州デンバーに向かうプライベートジェットに搭乗。テターボロ空港は多くの影響が欠航が出たニューアーク空港からたった27キロ程の距離にある。

ユナイテッド航空の声明でカービー氏は、「プライベートジェットを利用したことは、帰宅を待つ多くのお客様に対して無神経であり、誤った判断でした」と述べ、「お客様と、厳しい天候の中、数日間24時間体制で対応してくれているチームメンバーに、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。今後はチームメンバーと乗客に、より敬意を示すと約束した、とAP通信は報じた。

CNBCによると、アメリカでは悪天候により、6月28日前後数日は多くのフライトが欠航となっていたが、ユナイテッド航空は他社に比べてその率が高かったという。

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