「天才っているんだなぁ」と感嘆の声。俵万智さんがTwitter⇒Xへの改名騒動を詠んだ短歌に反響続出

絶妙な言葉選びのセンス。「Twitter民の想いが詰まっています」「青い鳥が突然いなくなってしまったのは本当に寂しい」と共感する声が出ています。
歌人の俵万智さん(2023年7月13日撮影)
歌人の俵万智さん(2023年7月13日撮影)
時事通信社

Twitterの改名騒動を受けて『サラダ記念日』で知られる歌人の俵万智さんが短歌を詠んだ。絶妙な言葉選びが「天才っているんだなぁ」などと話題になり、投稿から3日足らずで約15万件の「いいね」を集めている。

Twitter公式アカウント名は日本時間7月24日、「X」へと変わった。これまで使われていた「青い鳥」のロゴマークも、黒地に白で「X」と書かれたマークに変わった。

Twitter社を買収したイーロン・マスク氏は前日、「まもなくTwitterブランドに別れを告げる。段階的に全ての鳥たちともお別れするだろう」とツイートしていたが、実行に移した形だ。

これを受けて俵万智さんは24日、以下のような2首の短歌をTwitterに投稿した

「言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」

「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」

その上で、「寂しいね…」と締めくった。

「ついと」はツイート、異論はイーロンへの掛詞とみられる。この巧妙な短歌に対して「Twitter民の想いが詰まっています」「青い鳥が突然いなくなってしまったのは本当に寂しい 」「天才っているんだなぁ」といった共感と感嘆のコメントが多く寄せられている。

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