知ってた?『VIVANT』のお赤飯、参考にしてたのは「あの名店」の味だった。福澤克雄監督がたどり着いた至高のレシピだった【裏話】

最終回を迎えるVIVANT。物語において、赤飯は視聴者の印象に強く残っている。その秘話とは...
俳優の堺雅人さん/赤飯のイメージ画像(※劇中の赤飯ではありません)
俳優の堺雅人さん/赤飯のイメージ画像(※劇中の赤飯ではありません)
時事通信社/Gary Conner via Getty Images

※この記事はドラマの内容に触れています

TBS系で放送中の人気ドラマ『VIVANT』(日曜・午後9時)は9月17日に最終話を迎える。X(旧Twitter)では毎話の放送終了後、関連ワードが日本のトレンドに入るなど話題となり、視聴者を巻き込んだ考察が盛り上がりを見せている。

ドラマの中で視聴者の印象に強く残っているものといえば、その一つが“赤飯”だ。第7話では乃木憂助(堺雅人さん)が二階堂ふみさんに振る舞うシーンが注目を集めた。

劇中で用意された、艶のあるお赤飯。実は多くの人が知る“ある名店”のものが参考にされたという。

乃木が作った赤飯、実は…

第7話では、乃木が「お腹空いてませんか?」と誘い出し、交際を始めた柚木薫(二階堂ふみさん)を自宅に招待する。モンゴルで野崎守(阿部寛さん)から作り方を教わったという赤飯を食べてもらうためだった。

湯気が立つ大きなせいろから現れたのは、見たこともないほど赤く色づいたお赤飯だった。

ドラマの公式Xは8月30日、このシーンの“裏話”を次のように公開すると、反響が広がった。

「赤飯の湯気と赤色の発色は福澤監督のこだわりカット 撮影では湯気をみせるため、かなり高温状態でしたが、乃木さんはなんなく演技をしてくださいました…!」と撮影の裏側を明かし、「赤飯を炊いていたせいろは福澤組の私物で、よく監督自ら色んな料理を作ってくださいます!」福澤監督の料理好きな一面も垣間見えた。

TBSでドラマの演出を務める宮崎陽平さんは8月30日にこの投稿に反応し、自身のXで、赤飯について、さらに詳しく言葉をつづっていた。

「あの(ドラマの)赤飯の赤色はジャイさん(福澤監督)のこだわりで『とらや』さんの赤飯を食べた時に衝撃を受け、似たような濃い赤色はどう出せるのか20回以上自宅で追求した至高のレシピ」

とらやの公式サイトによると、とらやの赤飯は「色が濃く、小豆の風味ともち米のしっかりとした食感が特徴」と説明している。関東では赤飯に「ささげ」を使うことが多いが、とらやでは「小豆」を使用しているという。

とらやは「小豆は腹割れ(豆粒がわれてしまうこと)しやすいため、煮上げる時も、もち米とともに蒸し上げる時も、割れて小豆の風味が薄れることがないように丁寧に作業しています」と記し、和菓子屋ならではの赤飯を味わえる。

Xでは「見たことない色の赤飯でした」「VIVANT飯のレシピいつも気になって仕方がないです」「VIVANTの影響で無性に赤飯が食べたくて」「ジャイさん、料理本出してください」など沢山のコメントが寄せられており、レシピの公開に期待する声も上がっている。

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