『VIVANT』最終回、このままでは終わらなそうな「4人」は?ドラマ公式があえて公開した3つの“ヒント”も紹介

『VIVANT』最終回。考察の注目点は、日本にいるテントの「モニター」はいったい誰なのか。その正体に注目が集まっている。
放送中で話題のドラマ「VIVANT」
放送中で話題のドラマ「VIVANT」
©️TBS

俳優の堺雅人さん主演のドラマ『VIVANT』(TBS系・日曜午後9時)の最終回(第10話)が9月17日に放送される。視聴者の間では、最終回の物語の結末に関する考察が盛り上がっている。

第9話のラストでは、堺さん演じる主人公の乃木憂助が窮地に追い込まれた。日本にいるテントの「モニター」はいったい誰なのか。その正体に注目が集まっている。

あくまで予想だが、このままでは終わらなそうな人が「4人」いる。X(旧Twitter)でもそんな声をあげている人は少なくない。

ドラマ公式があえて公開?「3つ」のヒント

考察が盛り上がる中、動画配信サイト『TVer』では、「最終回を見る前にここを見ておくべし!徹底解説ダイジェスト!」というタイトルの映像が公開されている。

ドラマ公式によるこのタイミングでの解説にはヒントが隠されているかもしれない。視聴者に伝えた「最終回への注目ポイント」は3つだった。

注目ポイント1つ目は、第2話にさかのぼる。バルカ警察のチンギス(バルサラハガバ・バトボルド)から逃れ、日本大使館経由で国外脱出を試みた乃木と野崎守(阿部寛)、ドラム(富栄ドラムさん)、柚木薫(二階堂ふみ)の4人。

駐バルカ共和国日本大使館の西岡大使(檀れい)の裏切り行為に野崎が気づいたことで、追っ手を巻くことができた。

野崎はその場面で「最後にやることができた。ちょっと抜ける」と言って姿を消してしまい、その後しばらくして再び合流する。ナレーションでは「この時、野崎は一体、何をしていたのか」と問いかけた。

続く2つ目。第7話で薫に思いを伝えた乃木は、その後3日も連絡を取っていなかったことが明らかになる。この間、薫から乃木宛にメッセージが複数送られていたが、公式は「このメッセージに注目!」としている。「乃木とジャミーンとの間に何があったのか」が、考察のヒントとなりそうだ。

薫からのメッセージは「今日、来てくれたんですね。ジャミーンに聞きました。どうして帰っちゃったんですか?」「仕事、大変みたいだからまた連絡します」「今日からジャミーンのリハビリが始まりました。順調です」というものだった...。

最後の3つ目は、Xでも多くの人が注目し、考察されている点だ。

最終回前の第9話。ノコル(二宮和也さん)が経営する会社は、バルカ北西部の地下に眠る「フローライト」を獲得するため、3年前から大規模な土地買い占めを行っていた。

しかし何者かによって、政府にフローライトの情報が漏えいする。その“裏切り者”が誰なのかを探る中、テントの日本の「モニター」から1通のメールが届く。

そのメールに添付された動画に映っていたのは、第7話で射殺されたはずだった「別班」の4人【廣瀬(珠城りょうさん)、和田(平山祐介さん)、熊谷(西山潤さん)、高田(市川笑三郎さん)】だった。病院で懸命にリハビリを行っている映像から、彼らの生存が確認されたのだ。

ナレーションは「この情報を送ったモニターは一体誰なのか」と言及。ドラマ公式が改めて伝えたこれらの点は、最終回の物語を左右する重要なポイントになりそうだ。

このままでは終わらなそうな「4人」

重要な鍵を握りそうな、日本での「モニター」の正体。X上での考察では、医師の、公安の野崎の相棒として活躍するドラム、公安の新庄浩太郎(竜星涼さん)、乃木が勤める丸菱商事の専務・長野利彦(小日向文世さん)の4人の名前が多くあがっている。

「病院で隠し撮りできるのって薫さんじゃない?」「ドラムも別班4人が撃たれた時に現場にいた。だから彼らの顔分かるよね」「新庄はヘマしてばかり。あれは、あえてなのでは?公安だから別班4人のこと把握してるし」「長野専務はこのまま終わるとは思えない」などの声が寄せられている。

少女・ジャミーンの存在もポイントになりそうだ。

ジャミーンの父・アディエル(Tsaschikher Khatanzorig)の育ての親であるノゴーン・ベキ(役所広司さん)は、乃木からジャミーンが日本で健康に暮らしていることを知らされ安堵していた。

これを受けて、「もし薫やドラムがモニターなら、ジャミーンの無事を真っ先に伝えているのでは?」という推理をしている人もいる。

特に、公安・新庄のモニター説を考察する人は多い。

第6話で、新庄が乃木や黒須駿(松坂桃李さん)がいるマンションの一室に突入を試みるシーン。新庄は仲間の野崎に対し、「これはテントの情報を得られる千載一遇のチャンスなんですよ」と力強く説いていた。新庄がテントのモニターならば、この言葉も“あえて”言っていたことになる。

新庄が部屋を訪れた際、マンション内のインターホンの画面には新庄の顔が映ったが、受話器の左下には「モニター」と書かれていた。これを“伏線”と見る視聴者もいる。

小日向さん演じる長野専務もこのままでは終わらない可能性が指摘されている。劇中では、のちにハッカーだったと分かる太田梨歩(飯沼愛さん)と不倫関係にあったとされているが、その後は登場シーンがない。

Xでは「長野専務がこのまま登場しないと思えない」などという考察も広がっている。結末に注目だ。

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