耳の中から生きたクモ。ガサガサ異音に堪らず耳鼻科へ⇨脱皮した外骨格も見つかる

夜の眠りを妨げられるほどの異音の犯人は、体長2〜3ミリほどの生きたクモでした

耳の中の異音に我慢できず病院に行くと、衝撃の生き物が出てきたーー。

医療情報を扱うニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに10月25日、台湾の事例報告が掲載された。

この珍しい事例について、NBCニュースインディペンデントなど大手メディアも取り上げている。

事例報告によると、高血圧症を患う、台湾在住の64歳の女性が左耳の異音に悩まされていた。異変に気づいたきっかけは、耳の中で何か生き物が動くような感触がして目を覚ましたことだった。

その後、耳の中では何かを叩くような音やガサガサという音などが絶え間なく続いた。夜の眠りを妨げられるほどで、耐えられなくなり4日後に耳鼻咽喉科を受診した。

医師がカメラで耳を調べると、小さなクモが外耳道で動いている姿が見つかった。近くにはそのクモが脱皮したとみられる外骨格も転がっていたという。

鼓膜に問題がないことが確認された後、クモと外骨格は吸引され、無事に取り除かれた。

NBCニュースによると、クモは体長2〜3ミリほどと小さかったため、女性は痛みを感じることはなかった。事例報告した医師はこれまでに患者の耳から蟻、蛾、ゴキブリ、蚊を見つけたことがあるが、脱皮する昆虫は初めてだったという。

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