サーカスからライオンが脱走、イタリアの町をさまよう。5時間以上も徘徊、捕獲される【動画】

地元首長は、ライオンが捕獲されるまで家の外に出ないよう住民に警告していた。
サーカスから抜け出したライオンのキンバ
サーカスから抜け出したライオンのキンバ
SONIA LOGRE via Getty Images

イタリア・ローマ近郊のラディスポリで11月11日、1頭のライオンがサーカスの施設から脱走する騒動があった。地元首長は、ライオンが数時間の徘徊の末に捕獲されたと発表した。

Sky newsによると、11日夕方にラディスポリで、暗く人通りの少ない路上を歩くライオンの姿が目撃された。撮影された映像からは、住宅の建ち並ぶ通りで、ライオンが民家の門の前をゆっくりと徘徊している様子が分かる。ライオンの姿に驚く撮影者の声も記録されている。

ラディスポリ町長のアレッサンドロ・グランド氏は自身のfacebookで、一頭のライオンがサーカスの施設から抜け出したことを報告。捕獲されるまでの間、家の外に出ないように地元住民に注意を呼びかけていた。

その後、ライオンは鎮静剤を投与され、学校近くで捕獲された。グランド氏の投稿によると、州警察や消防署、地元の衛生局など様々な関係機関が対応に当たったという。グランド氏は「このエピソードが一部の良心を揺さぶり、サーカスにおける動物の搾取に終止符が打たれることを願っています」と述べている。

ライオンが捕獲されるまで5時間以上かかり、地域住民に不安と混乱をもたらした。

CNNによると、ライオンを管理するサーカスの施設で鍵が壊れているのが見つかっているとの情報もあり、逃走原因の調査が続いているという。

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