【解説】「キャピタルゲイン」の意味や言い換えは?ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語の取説

意味を知っているようで上手く説明できない外来語、今回は「キャピタルゲイン」を詳しく解説していきます。

私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「キャピタルゲイン」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?

それでは見ていきましょう。

キャピタルゲイン
キャピタルゲイン
Huffpost Japan

♢言い換え語

資産益

♢用例

投資先企業の成長と早期の株式公開を後押しし、キャピタルゲイン(資産益)の獲得を狙う。

♢意味説明

資産の売却や値上がりによる収益

「キャピタルゲイン」は経済の専門用語で、資産を保有することで得られる配当金や利息と区別するかたちで使われます。

他の言葉に言い換える場合は、概念を正確に伝えることが難しいため、説明とともに言い換える必要があるそうです。

例えば、利益が“売却によるものか” “値上がりによる利益か”で区別できる場合は、「資産売却益」「資産値上がり益」を使い分けることができます。

また、利益が株式の譲渡や値上がりによる場合は、「株式譲渡益」「株式値上がり益」など、内容を具体的に表す言い換えを使うことで、説明になることがあるそうです。

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