安全ピンだけで作られた「裸ドレス」に話題騒然 初グラミー歌手、衣装の制作時間はなんと、675時間だった。

第66回グラミー賞授賞式、前衛的な衣装が話題を呼んだある歌手の衣装。その制作の裏側が明かされていた。

2月4日に行われた第66回グラミー賞授賞式に出席した歌手・俳優のマイリー・サイラスさん。13歳で主役に抜擢された代表作のドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』は40カ国、1億3000万人以上もの視聴者を獲得。全世界でのアルバムセールスは2000万枚を超えた。

授賞式には、テイラー・スウィフトさん、オリヴィア・ロドリゴさん、ビリー・アイリッシュさん、ドージャ・キャットさんといった錚々たる顔ぶれが出席。

各々が自分の個性を発揮したドレスに身を包むなか、その中でもひときわ目を引いた人物がいた。サイラスさんだ。

彼女が着用していた衣装はなんと全て安全ピンによって製作されたものだった。その数およそ1万4000本。総制作時間は675時間だという。

メゾン・マルジェラの公式インスタグラムによると、クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノさんが、サイラスさんのためにカスタムデザインしたというドレスで、メゾンのオートクチュールのアトリエで製作したのだという。

肌に直接触れる構造のため、“ネイキッドドレス”とも呼ばれ、注目を浴びた。

トップアイドルから本格派の歌手へと変貌しながら約20年のキャリアを誇る彼女だが、今回初グラミーの獲得となった。

サイラスさんはSpotify史上最速で1億回再生を突破した、大ヒット曲『Flowers』で年間最優秀レコード賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞した。

サイラスさんは授賞式のスピーチで「この賞を頂けたのは本当に素晴らしいことです。でも、今までと何も変わらないことを願っています。なぜなら、昨日だって私の人生は美しいものでしたから」と話した。

また「皆さんからの視線にも感謝しています。どうぞ私の美しい姿を見てください」。家族や友人をひとりひとり挙げた後に「これで誰も忘れてないと思う。でも下着を履くのは忘れちゃったかも。バイバイ!」とジョークを交えて、スピーチを締めくくった。

慈善活動家としても知られるサイラスさんは2014年、非営利団体「ハッピー・ヒッピー・ファウンデーション」を設立。以降はホームレスやLGBTQの若者を支援するなどの活動を行っている。

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