がん公表のチャールズ英国王に届いた、7000通以上の手紙。世界中のがん患者らが送った言葉

チャールズ国王は2月、がんが見つかったことを公表していました。
2024年2月21日、ロンドン中心部にあるバッキンガム宮殿で、がんの診断を受けて親しい人々から送られたカードやメッセージを読みながら写真撮影に応じるチャールズ国王
2024年2月21日、ロンドン中心部にあるバッキンガム宮殿で、がんの診断を受けて親しい人々から送られたカードやメッセージを読みながら写真撮影に応じるチャールズ国王
JONATHAN BRADY via Getty Images

イギリス王室の公式アカウントが2月24日に公開した、チャールズ国王に関する動画が話題を呼んでいる。

動画には、チャールズ国王のがん公表を受け、世界中から寄せられた手紙やポストカードを国王が実際に読む様子が収められている。

その数は7000通以上にものぼる。

動画によると、手紙には、自身ががんを患った時の経験を記したものもあれば、早急な回復を願って助言が書かれたものもあるという。

映された手紙には次のような文面が書かれている。

「がん診断や治療を受けているあなたのことを思っていると伝えたいです。早く回復することを祈っています」

「元気を出して、胸を張り、ポジディブに気持ちが沈まないようにしてください。私を信じて、これでうまくいきます」

チャールズ国王が、手紙に込められた温かい気持ちに励まされていると動画は伝えている。

その上で「手紙を書いた全ての人々に感謝します」という言葉で締めくくられた。

チャールズ国王は、2月6日にがんが見つかったことを公表していた。

がんは、前立腺肥大症のための入院治療を受けた際に発見されたとのことで、治療の間は、表に出る公務は延期されていた。

王室の声明によると、憶測を避け、がんに苦しむ世界中の人々への理解の助けになればとの思いから、診断を公表することにしたという。

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