岩手県の新聞社・岩手日報が東日本大震災から13年が経過した2024年3月11日、東日本大震災と2024年1月に起きた能登半島地震で得た教訓を記した3枚の紙面をXに投稿した。2つの大きな地震とその被害を忘れず、さらなる防災意識の向上を促す狙いだ。
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岩手日報は、1枚目の紙面にある能登半島の被災地の写真に「これは、2011年ではなく、2024年の日本です」「3.11は決して過去ではなく、災害は、いつ、いかなるときも起こる」と添えた。
また、この投稿に「知識は災害に立ち向かう武器だと思う」というハッシュタグをつけ、2枚目の紙面では東日本大震災と能登半島地震で得た合わせて37の教訓をけした。能登半島地震からの教訓の中には、13年前には想定されていなかった避難所内での感染症対策も記されている。
3枚目の紙面では、能登半島地震に関するボランティア、募金などの支援情報を掲載した。
岩手日報が1枚目の紙面に添えたメッセージは、次の通りだ。
2024年元日に起きた、能登半島地震。
3.11は決して過去ではなく、災害は、いつ、いかなるときも起こること、常に意識しないといけないことを思い知らされた年明けでした。
今日は、3月11日。2011年から13年が経ちました。
改めて防災に向き合うこと。
大地震が起きてもひとりひとりが正しい行動・判断をするために。
この紙面が、その一助になればと思い、制作致しました。
災害が起きる前に、いまできることを。
この紙面を手に取ってくださった皆様と考えていきたいと思います。
東日本大震災から13年。2024年は元日から大きな地震に見舞われ、最近では千葉県の東方沖でも地震が頻発している。
今回の岩手日報の投稿は、防災の知識や意識を再確認する機会になる。