スクリームのゴーストフェイスに扮し、チェーンソーで隣人を襲ったとされる人物が逮捕される(アメリカ)

警察は「容疑者は映画『スクリーム』のキャラクターのマスクをかぶり、黒ずくめの服を着ていた」と述べている
James Gourley via Getty Images

アメリカ・ペンシルベニア州で、映画『スクリーム』の殺人鬼に扮して隣人を殺害したとされる人物が逮捕された。

供述調書によると、30歳のザック・ラッセル・モイヤー容疑者は3月25日、隣に住む59歳のエドワード・ホワイトヘッド・ジュニアさんをチェーンソーで襲い、頭をナイフで刺して殺害した罪を問われている。

モイヤー容疑者は犯行時、映画『スクリーム』の連続殺人鬼ゴーストフェイスの格好をしていたという。

ペンシルベニア州警察のアンソニー・ペトロスキー警部補は、「容疑者は映画『スクリーム』のキャラクターのマスクをかぶり、黒ずくめの服を着ていた」と地元テレビ局WFMZの取材で答えている。

ホワイトヘッドさんは地元の病院に運ばれたものの、右腕と頭部に負った外傷による出血が原因で死亡した。

警察は、地元住民からの聞き取りや、コスチュームを着た人物がホワイトヘッドさん宅から隣の家に入る様子を捉えた動画から、モイヤー容疑者が自宅の中にいると断定し、周りを囲んで投降を呼びかけた。

家の中にいたモイヤー容疑者は、窓越しに文章を書いたノートを掲げて警察とやり取りをし、その一つには「エドは女性と子どもを殺害した。エディ・ジュニアは昨年夏に女性と子どもを殺した」と書かれていたとされる。

WFMZによると、モイヤー容疑者は最終的に警察に従い、自らドアを開けて外に出て、投降した。

供述調書によると、容疑者の姉妹が捜査官に、モイヤー容疑者が「約1週間前に隣人のエドを殺したがっていた」と証言している。

モイヤー容疑者はホワイトヘッドさんの殺害を認めており、動機を「一家が殺人犯だと信じていたため」と説明している。

モイヤー容疑者はホワイトヘッドさんの頭をナイフで刺した後、自宅に戻って警察が到着するまで映画を見ていたという。

また、犯行で使われたとされるチェーンソーは屋根裏に隠し、ナイフを机の引き出しに入れたと供述している。

警察によると、モイヤー容疑者の自宅から、乾燥した血のついた黒いナイフとコスチューム、電池式のチェーンソーが見つかった。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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