雨雲レーダーの不具合で、長野県が「雨雲を吹き飛ばしてるように見える」。思わぬ注目を浴びる

投稿画像に対して「長野はすごいんだぞぉ!ってめちゃくちゃ輝いてるように見える」「長野県が雨雲を吹き飛ばしてる説」といった反響が広がりました。

雨雲レーダーが不具合を起こした瞬間の天気アプリの画像が4月15日、Xに投稿され話題になっています。

投稿したのは青山学院大学理工学部の教授である伊藤雄一さん(@yuichi_itoh)。

「Yahoo!天気の雨雲レーダーバグってて、長野がめっちゃ注目浴びてた」という文章とともに、その様子を捉えた画面の写真を投稿し、13万ものいいねがつきました。

伊藤さんは「研究でバズりたい人生だった」と苦笑いしつつも、「位置的には『気象庁 車山気象レーダー観測所』のデータがバグったのかな?」などと分析。

コメント欄には「どうしてこうなった」「長野はすごいんだぞぉ!ってめちゃくちゃ輝いてるように見える」「長野県が雨雲を吹き飛ばしてる説」「今日はやけにきれいに雨が降ってると思ったらバグか。こんなことあるんだ」といった反響が寄せられました。

伊藤さんに以外にも、不具合のスクリーンショット画像をXに投稿する人が多数いました。

NHKは気象庁の情報として、実際に存在しない放射状の雨雲画像が、雨雲レーダー上に一時的に表示される不具合が起きたと伝えています

Yahoo!天気の雨雲レーダーは気象庁の観測をもとに配信されており、気象庁の観測データを利用している他の天気情報サイトでも、同様の不具合が表示されたとみられます。

ハフポスト日本版が伊藤さんに不具合を確認した際の状況について聞くと、こう答えました。

「南西諸島などで雨が強まるというニュースを見たので、どんな感じかなとアプリを起動したら画像のような状況になっていました。本州では長野の一部だけがそんな状態になっていたので、長野をアピールする集中線っぽく見えたのが面白くてポストしました。本州の他の地域に雨がなかったのもポイント高かったかなと思います」

また反響については、「X(旧ツイッター)って炎上することの方が最近増えてきて、昔からのユーザーには息苦しさみたいなものがあると思うんですが、たまにはこういうハッピーな(?)話題でバズるのも良いかなと思います」とのこと。

さらに自身が雨雲レーダーの仕組みをある程度理解していることもあり、「こういう現象がトリガーとなって、なぜこんなことになってるんだろうかとか、雨雲レーダーの仕組みに興味を持ってくれる人が増えるのが良いな」と語っていました。

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