台風1号が発生。進路予想は?前線の影響で雨が強まるおそれ

台風そのものの影響が出るのは大東諸島や伊豆諸島などに限られるものの、本州付近では台風接近前の28日(火)頃に前線による雨の強まりが予想されるため、大雨に要注意です。
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5月26日(日)9時、フィリピン付近で発達中の熱帯低気圧が台風1号(イーウィニャ)になりました。台風の発生はおよそ5か月ぶりです。

台風そのものの影響が出るのは大東諸島や伊豆諸島などに限られるものの、本州付近では台風接近前の28日(火)頃に前線による雨の強まりが予想されるため、大雨に要注意です。

▼台風1号 5月26日(日)9時
 中心位置   フィリピン
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北 ゆっくり
 中心気圧   1002 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

※記事本文は下に続きます。

【動画】専門家解説

転向して本州の南を北東進

台風1号は今後も発達を続け、28日(火)頃には暴風域を伴うことが予想されています。その後は北上によって海水温の低い領域に達することなどで、次第に勢力を落とします。

フィリピン付近を北上したあと次第に進路を北東に変え、本州の南を北東に進む見込みです。沖縄県の大東島地方や、東京都の伊豆諸島などに接近する可能性が高まってきました。風雨の強まりへの備えを進めるようにしてください。

一方、台風は本州から離れて通過する可能性が比較的高く、本州付近では台風そのものの影響は限定的とみられます。念のため今後の進路にご注意ください。

台風の接近前に前線の影響で雨が強まるおそれ

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一方で、台風の北上前の28日(火)頃には、東日本や西日本で前線による雨が予想されます。台風の東側にある湿った空気が前線に向かって流れ込むため、このタイミングで前線の活動が活発になる可能性があります。

上空の気圧の谷の通過に伴って雨雲が発達し、太平洋側の地域を中心に雨量がかさんで大雨となるおそれがあるため、台風がまだ遠くに離れていても雨の情報にご注意ください。
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台風発生は5か月ぶり 発生が増え始める時期

平年の台風発生数
平年の台風発生数
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台風の発生は今年になってから初めてで、昨年12月17日に発生した台風17号以来およそ5か月ぶりです。

台風発生数の平年値を見ると、1月〜4月にかけては平均1つ未満ですが、5月以降は1つ以上になっていて、例年今頃がちょうど台風の発生が増え始める時期といえます。7月にかけては梅雨前線の活動も活発になる時期にあたりますので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風1号の名前「イーウィニャ(Ewiniar)」はミクロネシアが提案した名称で、嵐の神という意味のチューク諸島の伝統的な言葉からとられています。

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