TwitterはiOS版アプリにて、嫌がらせの可能性あるリプライをしようとするユーザーに、投稿を考え直すように促す「限定的なテスト」をしていることを発表しました。
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公式発表によると、テスト対象となったiOS版アプリでは「嫌がらせの可能性のある言葉を使っている場合は、投稿前に返信を修正するよう促すオプションが表示される」とのことです。発表では「熱くなった場合は、思ってもしないことを言うものです」とクッション的な枕詞も置かれています。
Reutersや米9to5Macは、具体的には「(嫌がらせだと)報告されている投稿のそれと似ている」単語が検出された場合に、修正するかどうかを尋ねるポップアップが表示される挙動と伝えています。
Twitterの担当者はReutersに対して、限定テストの意図を説明しています。「私たちはユーザーが投稿の前に彼らの言動を考え直し、言葉を選び直すことを奨励しています。なぜなら、彼らはその瞬間に(頭が)熱くなっており、後悔することを言うかもしれないからです」と述べており、要は発言するユーザー本人のためを思ってとの趣旨といえます。
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それならば後から投稿を編集できる機能を追加すればいいとも思えますが、ジャック・ドーシーCEOは再三たずねられることに業を煮やしたのか「おそらくずっと導入することはない」とコメントしています。
その理由として初期SMS時代のバイブスを残しておきたい、編集ボタンを導入すると別の問題が発生するなどが挙げられていましたが、相手を傷つける言葉を投げかけてから修正、証拠を抹消という事態を避けたい意図もあるのかもしれません。
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